やさしい味のクッキーや焼き菓子がぎゅっとしきつめられていたり、コーヒーやお茶をいれる時間を特別なものに変えてくれたり。そんなかわいい缶、美しい缶を日本全国から集めました!
いつもお世話になっているあの人へ、頑張っている自分へ。ずっと大切にしたくなるような缶に入った、各地のおいしいものを贈りませんか。
#05 秋田県
◆三松堂「レトロ菓子」

はじめて食べても心が和む素朴な味わい
1924(大正13)年より秋田市で和菓子店を営む、三松堂。
創業の頃より作り続ける数々のお菓子を、2013年にレトロ菓子シリーズとしてパッケージをリニューアル。
せんべい、まんじゅう、きんつばなど15種類ほどを揃え、どれも添加物や着色料を使用せず職人の手作業で昔と変わらない味を今に伝えている。

今回紹介するのは落花煎餅と冨貴童子で、どちらもカステラ生地のせんべいだ。
くるっと曲がった落花煎餅は、たっぷり入った落花生の香ばしさとコクが噛むたびに広がり、サクサクとした食感が後を引く。
フキ(冨貴)を持った子供(童子)が焼き印された看板商品の冨貴童子は、水をほとんど使わずに、良質な卵、砂糖、バターで焼き上げており、落花煎餅より厚みがあり素材の味が生きている。
2022.03.12(土)
文=Five Star Corporation
写真=釜谷洋史