長井かおりさんが指南
肌トラブルを回避して、
きれいな肌で春を満喫！

　新しいファッションやメイクにトライしたくなる春はもう目の前。しかし春先は一年の中で最も肌トラブルを起こしやすい時季でもあります。そこで人気ヘア＆メイクアップアーティストの長井かおりさんに、春先の肌トラブルへの対処法を教えてもらいました。

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Q1 長井さんが気になっている春の肌トラブルはありますか？

　春先は積み重なった冬のダメージで、すごく肌が疲れていて、肌の揺らぎを訴える人が多いですね。

　中でも多いのが、表面がほてっていて、内側が乾燥していている肌。

　潤いを与えても与えても蒸発してしまう、ほてり揺らぎ肌の原因は、冬のカラカラに乾燥した空気と、冷えによるめぐりの悪さ。冷え切った屋外と暖かい室内を行き来する温冷ストレスもあると思います。

　さらにここ2年はマスクによるダメージが加わるので、肌の状況はさらに過酷です。

Q2 そういうときはどういうケアをすればいいですか？

　大人の女性って“すごいもの”を買ってきて何とかしようとしがちなんです(笑)。高い美顔器やシートマスクとか、使ったことのない美容成分が入った美容液とか。

　でも疲れた肌には、逆に刺激になることも多い。そういう製品は、正常な状態の肌に使ってこそ効果が実感できると思います。

　まずは優しさを最優先に、使い続けられる製品を選んで欲しいですね。例えばディセンシアの、アヤナス クリーム コンセントレートは、不安定な状態の肌をラッピングするようなこっくりしたテクスチャー。

　穏やかに肌に寄り添ってくれるんですが、翌朝まるで高いクリームとマスクと美容液を塗って寝たみたいな肌の感じがある。刺激は与えないけれど、パワーをくれる感じなんです。予想以上に、あっ、優しいだけじゃないな、と驚きました。

Q3 ベースメイクで揺らぎ肌をきれいに見せるコツは？

　大切なのはベースメイクの前のスキンケア。きちんと潤っていれば、ほとんどのファンデーションはきれいにつきます。

　私はメイクレッスンのとき、ベースメイクの前に手の甲を頬に当てて“ぺとぺとチェック”をしてもらっているんです。“ペとぺと”くらい湿気があるほうが、きちんとファンデーションが密着して、崩れません。また、リキッドかクリーム、クッションタイプのファンデーションを、厚みのあるスポンジでつけるのがおすすめです。

　コンシーラーを使う場合も、直接や指でつけると下のファンデが取れてしまうので、スポンジにとってトントンとたたくようにつけるとキレイにカバーできますよ。

　それと注意してほしいのが、日焼け止めの塗り方。白浮きしそうだからと、少なめの量をちょこちょこ塗っている人が多いんです。

　量が少ないと、いくらSPF50の製品を使っていても意味がないし、経験上、ゆっくり塗るほうが白くなりやすいので、たっぷりスピーディのばすのがコツ。多めにてのひらに広げて、両手で顔を洗うように顔全体にのばしてから、目の下や小鼻などの細かいところに塗って、最後は首と耳にのばします。

Q4 長井さんが春にしている特別なケアはありますか？

　“ほてり揺らぎ肌”のモデルさんが本当に多くなるので、そういうときはメイクルームに入ってすぐにミストで冷やして、ほてりを取りながらスキンケアしています。

　よく使っているのがディセンシアのアヤナス モイストバリア ミスト。これは私流の使い方なんですが、コットンにスプレーして一回ふきとるか、時間があるときはティッシュを顔の上に置いて、その上からシュシュシュって。鼻のところに穴を開けて。

　そうすると落ちつく感じがするので、ほてりを一回おさえてから水分と油分を重ねて、最終的にはしっかりした油分で覆ってからメイクします。

　敏感に傾きやすい春先は、肌が乾くのがすごく気になります。少しでも乾いているなと感じたら、メイクの上からもミストで“追い保湿”。

　モイストバリア ミストはさらっとしているのに保湿効果が高いので、メイクの上から使うにもぴったりだと思います。なるべく早く手を打つことが大事で、これは“風邪をひきそうだから早めに葛根湯を飲んでおこう”というのと同じこと。

　お助けコスメのような感覚で、肌がいつもとちょっと違うときに頼れるスキンケアがあると、一年を通じていい状態の肌でいられる。そういうコスメを確保しておくのも、大人には必要なことだと思います。

花粉などの外部刺激から守り“乾かない角層”を育てるクリーム＆ミスト

春先は冬から続く乾燥した空気に加え、春に向かって強さを増す紫外線や、漂い始めた花粉やPM2.5などの悪玉微粒子※1によって、角層が乾きやすい時季。角層が乾くと水分を留めることができず、外部からの刺激も入りやすくなるため、さらなるダメージの原因に。角層にうるおいを与え、肌を整えるクリームや、いつでも潤いを補給できるミストがおすすめだ。

写真右：アヤナス モイストバリア ミスト 50mL 2,970円　独自の保湿成分セラミドナノスフィア※2配合。潤いを与え、バリア機能をサポートするとともに、モイストバリアヴェール技術※3によって悪玉微粒子から肌を保護。ミストの粒子が細かく、メイクの上からも使える。「保湿効果がありつつ感触が軽いので、使う人やシーンを選ばず活躍します｣(長井さん)

写真左：アヤナス クリーム コンセントレート 30g 6,050円　独自の技術で潤いを届けると同時に、肌表面を覆い、水分の蒸発を防ぎながら外部刺激からも保護。肌本来のバリア機能をサポートし、美角層へ。夜はもちろん、朝使うのもおすすめ。｢優しいだけではなく翌朝の手ごたえもしっかり。調子が悪かったことを忘れさせてくれるクリーム」(長井さん)

ただいま公式サイトにて、ご紹介した2商品のセットを期間限定で販売中。興味のある人はぜひチェックを。

※1 敏感肌にとって、肌に悪影響を及ぼす空気中の花粉、黄砂、PM2.5など。
※2 セラミド2
※3 配合成分：アクリレーツコポリマー、カラスムギ殻粒エキス

 

2022.02.07(月)
文＝永田みゆき
スタイリング＝程野祐子
撮影＝釜谷洋史