20年12月のお誕生日に際して、宮内庁が発表した愛子さまの学生生活は、
〈日本語学の基礎を学ぶ「日本語学講義」、文学を読むための基本を身につける「日本文学講義」や「日本文学史概説」などの専門科目の他、歴史、外国語(英語・スペイン語)、スポーツ・健康科学などの科目を遠隔授業により履修なさっています〉
といった感じだ。入学時からコロナ禍に見舞われ、当初はオンライン授業に戸惑われたといわれたが、今は慣れ親しんでおられるという。
小室眞子さんの結婚問題の影響も
成年にともなう関連行事は、12月1日と5日の2回に分けて行われるという異例の対応となった。
宮内庁は、事前にその理由について「1日は愛子さまの授業があるため」と説明。学業優先は黒田さん成年時の先例を踏まえたものだというが、それはあくまで表向きの理由であって実際には、いまだに尾を引く秋篠宮家の長女、小室眞子さんの結婚問題の影響も考慮したといわれた。
皇室関係者の1人は、次のように説明した。
「清子さんの前例に倣うならば、愛子さまが成年皇族となった12月1日に勲章の親授を行うはずですが、5日に延ばしたのは、前日の11月30日が秋篠宮皇嗣殿下の誕生日であるためです。会見では、眞子さんの結婚に関して、ご両親のお気持ちを尋ねる質問が出ることは避けられません。会見の内容によっては、新聞、テレビで大きく取り扱われる可能性があり、翌日の愛子さまの成年行事の報道の扱いが小さくなってしまい、慶事に水を差しかねません。小室圭さんが弁護士試験に不合格になったことで、いまだ尾を引く眞子さんの結婚問題が騒がしい中、愛子さまの勲章の親授は行わない方が良いと結論付けたようです」
4年にわたり紆余曲折のあった眞子さんの結婚問題は、今でも皇室全体にマイナスの影響を及ぼしている。国民の支持を1日でも早く取り戻したい宮内庁としては、愛子さまの成年の行事がなるべく大きく報じられてほしいと考えているようだ。
2022.01.02(日)
文=友納尚子