auユーザーであれば、同じKDDIが展開しているUQモバイル、ソフトバンクユーザーならワイモバイルが選択肢となる。

 どちらもメインとは別ブランドで提供されており、いまではauショップでUQモバイル、ソフトバンクショップでワイモバイルを扱うところも増えてきた。

 povoやLINEMOがオンライン専用プランと位置づけられる一方で、UQモバイルやワイモバイルは「店舗でのサポートもしっかりするけど安い」という点を訴求している。

 例えば、UQモバイルは3GBで1628円、15GBで2782円、ワイモバイルは3GBで2178円、15GBで3278円となっている。オンライン専用プランには「キャリアメール」「留守番電話サービス」がないのが欠点ではあるが、UQモバイルとワイモバイルにはどちらも用意されている。

「いままでの使い勝手のまま安くしたい」というのであれば、こうしたサブブランドに乗り換えるのが無難と言えるだろう。

 NTTドコモには、こうしたサブブランドは存在しないが、4月22日からahamoがオンラインだけでなく街中のドコモショップでも契約できるように改善された。ただし、「有償サポート」ということで、契約する際には3300円の手数料がかかる。申し込みの際、自分でスマホを操作する。スタッフは自分のスマホの画面を見て、必要に応じて操作の案内をするだけだ。契約後の相談も店頭での対応を希望する場合、3300円がかかる。

 いずれにしても、「いざというとき」のことを考えると、無理にオンライン専用プランだけを使うと言うよりも、店頭サポートがしっかりとしたブランドや、有償サポートに頼るという方が良さそうだ。

2021.05.05(水)
文=石川 温