おじいちゃん、おばあちゃんの時代から今に続く歴史あるお菓子。現代生まれなのになぜか懐かしいパッケージのスイーツ。各都道府県のアイコンとなるような愛されお菓子が一堂に!


#01 北海道

◆山サ煉化餅本舗「煉化餅」

レンガの町・江別市で愛され続ける餅菓子

 銘菓の宝庫である北の大地で見つけたのは、江別市で明治34年に創業した山サ煉化餅本舗の「煉化餅」。

 江別市は北海道開拓期よりレンガの生産が盛んで、現在も日本一の生産量を誇っている。

 そんな町とともに歴史を重ねてきたのがこの「煉化餅」だ。

 郷愁誘うパッケージは昭和40年代、当時の野幌駅の駅長が手がけたそう。

 札幌市、江別市、北広島市にまたがる、道立自然公園野幌森林公園内に昭和43年に建てられた百年記念塔や酪農が盛んなことから牛などが描かれていて、町の豊かな風景が切り取られている。

2021.04.07(水)
文=Five Star Corporation
写真=釜谷洋史