これまで小さいiPhoneといえば4.7インチのiPhone 8や、この春発売となったiPhone SEがあるが、iPhone 12 miniはこれらの機種よりも画面サイズは大きいものの本体サイズは小さくなっている。

 日本のユーザーは「通勤電車で片手は吊革、片手はスマホ」という使い方が多い。コロナ禍で満員電車に乗る機会も減ったかもしれないが、片手で操作でき、胸ポケットにすっぽりと入るサイズ感はかなり魅力と言える。

「5Gなんて使える場所は狭い」と思っている人へ

 ちなみに「5Gと言っているが、使える場所は狭いんだろう。自分には関係ない」と思っている人もいるだろう。確かに現状はかなりピンポイントでしか使えない。

 しかし、KDDIとソフトバンクは2021年度末までに人口カバー率90%にする計画だ。90%となると、オフィス街はもちろん住宅街でも使えるようになる。「朝起きてiPhone 12を見たら、我が家も5Gエリアになっていた」と気が付く日もいずれ来るだろう。

 5Gのメリットは今のところ「高速大容量」ぐらいしかない。3キャリアとも使い放題的に使えるプランを提供しているので、通勤時間などでネットを見まくる人は5Gにデビューしておくといい。

 ただ、「動画はほとんど見ない」のであれば、無理して5Gデビューする必要はない。むしろ、ワイモバイルやUQモバイル、格安スマホなどに乗り換えて、iPhone SEを使い続けたほうが節約になるというものだ。

 

キャリアショップより8000円安く買う方法とは?

「iPhone 12に機種変更してみようかな」と興味が湧いてきた人が次に悩むのが「どこで買おうかな」ということだろう。真っ先に思い浮かぶのが、キャリアショップだが、どこも混雑していて週末は2時間待ちが当たり前になりつつある。いざ順番が来ても、そこからの手続きも1時間半や2時間、かかることもある。

 最近では来店予約ができるようにもなっているが、実際にしようとすると結構、先まで埋まっていることが多い。

2020.11.03(火)
文=石川 温