内側から光が溢れる「細胞美人」をめざせるコスメ
最近は、単に顔が整っているだけの美人は美人と呼ばない。もっと内側から光が溢れ出るような存在感のある人をこそ美人と呼ぶわけだが、そういう女性たちを今「細胞美人」と呼ぶ。
内から発光する、その光の正体は、ズバリ細胞だからである。そう細胞は見えている。60兆個の細胞は一つ一つが光を点しているのだ。
この不穏な時代を生き抜く決め手、細胞美人をめざしたいものだ。
細胞力を高める化粧品の話をしておこう。肌だけに限って言えば、細胞力が低下すると何となくやつれた疲れた印象に見える。
それを一気に上向きにするのが細胞ケア。肌の内側でそれこそ細胞の一つ一つを丸々と太った端正で力強い細胞に育てていくアプローチで、一晩で疲れた印象もたちまち潑剌とした、生き生きとした印象に導いていくのはイヴ・サンローランのピュアショット ナイトセラム。
「よい細胞は輝く」のをコンセプトに生まれたヘレナCELグロウからは、エッセンス ファンデーションが誕生している。まさに肌の奥で煌めく細胞が目に見えるような発光する仕上がりと言ってもいいだろう。
そして、植物の生命力からもらった細胞エネルギーをそのまま肌に送り込み、眠りがちな細胞を目覚めさせる細胞覚醒スキンケアとも言うべき新しいラインナップが生まれた。
それが新生イグニス。奮い立つようなエナジースキンをもたらす次世代細胞ケアだ。
とにかくまずは細胞レベルを高めること。でないと一生懸命も根気も勇気も生まれない。いや逆に言えば細胞力さえ高めれば人生は変わる、そう心得て!
齋藤 薫 (さいとう かおる)
女性誌編集者を経て美容ジャーナリスト/エッセイストに。女性誌で多数の連載を持つほか、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍。『“一生美人”力』(朝日新聞出版)、『されど“男”は愛おしい』(講談社)など、著書多数。
Column
齋藤 薫 “風の時代”の美容学
美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍する、美容ジャーナリスト・齋藤薫が「今月注目する“アイテム”と“ブランド”」。
2020.04.28(火)
文=齋藤薫
撮影=釜谷洋史