まさに欲しかったデザイン、 シンティランテのジュエリー

 何かとジュエリーが気になる12月。今月は、私が日頃つけていると褒められることの多いジュエリーブランドを2回に分けてご紹介します。自分へのご褒美やクリスマスプレゼントのウィッシュリストを考える際に、ぜひ参考にしてくださいね。

貴石の煌めきがリュクスな雰囲気を漂わす「プレツィオーゼ」は、ルビーの他にサファイアとエメラルドのタイプも。(ルビー×ダイヤモンド×PG)ネックレス￥73500、ピアス￥94500／シンティランテ(バーニーズ ニューヨーク銀座店)

 1回目は、日本人女性がデザインする新生ブランド、シンティランテ。デザイナーの松下聖子さんは、日本とイタリアでファッションを学んだ後、イタリアでウエディング関連のデザインを手掛けていた経歴の持ち主。また、その時に出合ったジュエリー、ガランテ・ヴィスコンティに惚れ込み、日本に初めて紹介。数年後にはデザインにも参加するなど、これまでもジュエリーに深く関わってきました。そんな彼女が昨年、満を持して自身のブランドを設立。インポートジュエリーを彷彿させる自由な発想に日本人のニーズを反映させたデザインは、“合わせやすくて装いのポイントにもなる”、まさに欲しかったジュエリーなのです。

こちらはクリスマスに向けたダイヤのプチネックレス。パヴェダイヤのまわりに施されたミル打ちのような凹凸が、輝きをより繊細に。裏面にはアルファベットを一文字刻印でき、リバーシブルで使えます。「プラネターリオ」左から(ダイヤモンド×PG)(ダイヤモンド×YG)(ダイヤモンド×WG)各￥65100

 私が持っているのは、ペアシェイプのルビーにダイヤモンドがあしらわれたピアス。写真ではわかりにくいかも知れませんが6mmくらいの大きさで、貴石を使ったこのサイズ感のジュエリーはありそうでなかなかないんです。そのせいか、よくブランドを尋ねられますし、大きなフープピアスをしている時よりも注目度は高いみたい。貴石を使ったジュエリーも、このサイズ感ならマダムっぽくならず軽やか。とはいえ、もちろんクラス感も主張してくれるので、大人の女性が愛用するのにふさわしいジュエリーだと思いますよ。

河井真奈（かわい まな）
数々の雑誌で活躍するスタイリスト。流行を加味したエレガントなスタイリングにファン多数。著書の「絶対 美人アイテム100」(文藝春秋刊)は好評のため近日中国でも発売予定。