コンペを制したのは
女性バーテンダー眞野貴代さん
さて、そんなカンパリの魅力をさらに引き出すための「カンパリ バーテンダーコンペティション ジャパン 2019」では、コンペティションののち、大勢のゲストを招いたアフターパーティも開催された。
カンパリ・レッドを思い思いにファッションにあしらった男女も数多く来場し、さすがイタリア! という華やかさ。
会場ではスタンダード・カクテルのほか、デモンストレーションとして6人のファイナリスト・バーテンダーが、個性あふれるエントリーカクテルを披露。
その個性あふれる味わいを口にしたゲストが歓声をあげるなか、いよいよコンペティションの結果発表。
「どのファイナリストのカクテルも甲乙つけがたく、本当に僅差だった」と審査員長が語る接戦を制して日本チャンピオンに輝いたのは、「Bar Vacanza」(静岡県三島市)の眞野貴代さん。
名前を呼ばれた瞬間、喜びのあまり思わず飛び上がってガッツポーズを決めた姿が印象的だった。
今回優勝した眞野さんのカクテルの名は「Mano e Mano」(マーノ エ マーノ)。
イタリア語で「手と手」という意味だが、カクテルを通じて日本とイタリア、日本と世界が手と手をつなげるような関係になれば、という思いを込めているとか。
カンパリにカモミールやドライフルーツ、白ワイン、ベルモットなどを合わせたレシピで表現したのは、なんと「桜餅」!
「ドライフルーツやハーブと相性がいいカンパリは、日本の伝統的な和菓子とも親和性がいいのではないかと思い、日本の『おもてなし』の心を伝えるカクテルとして考案しました。
女性にも喜んでいただけるカクテルだと思います。さまざまなハーブや果物を使用しているカンパリは、女性の好みにぴったりのリキュール。ぜひ味わってみてください」(眞野さん)
女性をひきつける魅力をもつ、カンパリの独特な味わい。さらにカンパリには、女性が選ぶべきもう一つの理由があると思う。
それは、あの赤い色。ルージュが唇に、ネイルが指先に色を添えるように、カンパリの赤いグラスは、持てば手元を、飲めば口元を鮮やかに彩り、肌の色をひきたててくれるのだ。
今回のアフターパーティでも、目を引いたのはカンパリを楽しむ女性たちの姿。カンパリソーダの大ぶりのグラスを手にした若い女性から、ネグローニをゆっくり味わうシニアまで、どの年代の女性も華やかで美しかった。
もちろんその姿が素敵に映ったのは、彼女たちが自分なりのカンパリの楽しみ方を知っているから。
何で割り、何と合わせ、どのグラスで飲むか。そんなマイ・スタイルを手に入れたとき、カンパリは女性を何よりひきたてるアペリティーボとなってくれるだろう。
アサヒビール
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2019.12.06(金)
取材・文=張替裕子
撮影=松本輝一