地方の老舗工場オリジナルのアイテムや作家によるオーダーメイド、海外からの買い付け品……。いま、全国に広がるアウトドアのセレクトショップの注目株を紹介。

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鉄工所跡の巨大な空間に
足で集めた名品がずらり

[群馬県・桐生]
◆Purveyors (パーヴェイヤーズ)

アーティストCHALKBOYによるPURVEYORSのファサード。

 一見、無骨な印象の元鉄工所だった雰囲気の残る店内には、細部にアーティストCHALKBOYが手掛けたクールなアートワークが施され、直輸入品、オリジナル商品など洗練されたアイテムがズラリと並ぶ。

ヴィンテージのランタン(18,000円~)も豊富に揃う。
左:知識豊富なスタッフ、関東帝香さん。
右:売場の総床面積は300平米。

 中でも旅好きのオーナーが世界を巡る中で出会った、職人気質のメーカー品の数々は、ほかではなかなかお目にかかれないものばかり。

左:東京下町のマウンテンギアブランドRawLow Mountain Worksのアイテムも並ぶ。
右:店内の「Pacaya coffee」では静岡のIFNi ROASTING&CO.によるオリジナルブレンドを味わえる。

 店のある桐生市はカフェやセレクトショップが続々誕生している、今、注目のエリアなので小旅行がてら訪れたい。

新登場の純国産ブランドMOUNTAIN MOUNTAINとコラボしたテントは近々販売開始。
左:オリーブオイル用だが、ウォーターサーバーなどにも使えるMarchisioのオイルドラム5L。スタンド別売。11,800円
中央:内側にはパソコン用のスリーブがあるなど日常使いにも最適なEpperson Mountaineeringのクライムパック 24,300円
右:山形のOUTDOOR SHOP DECEMBERとコラボしたPURVEYORSロゴ入りピクニックチェア。耐荷重80kg 5,290円

Purveyors(パーヴェイヤーズ)
所在地 群馬県桐生市仲町2-11-4
電話番号 0277-32-3446 
営業時間 11:00~18:00
定休日 月・火曜(祝日の場合は営業、水曜休)
http://purveyors2017.jp/

東西個性派ショップで
アウトドアのいいもの探し

2018.05.15(火)
Text=Hiroya Ishikawa
Photographs=Kiichi Matsumoto

CREA 2018年6月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

アウトドアのいいもの150。

CREA 2018年6月号

OUTDOOR, BEST OF BEST 150
アウトドアのいいもの150。

定価780円

「この特集に、もっと早くに出会いたかった!」。一冊を作り終えた現在の心境です。目の前の6月号には、「自分で作った雑誌に、かつてこれほど付箋をつけたことがあったかな」と驚くほどの量の付箋が……。もう、欲しいものばかり。〈アウトドアのいいもの〉が教えてくれた、「徹底的に機能性を考えるとデザイン的にも洗練される」という発見。今年いちばんワクワクしました。