集中と選択と、家族円満がカギ
勤務するショールームは年中無休。土日祝の出勤も多く、夫の協力は必要不可欠だ。「2人目が生まれてから、俄然手伝ってくれるようになりました」という夫は、洗濯は干してたたむところまで、お風呂とトイレの掃除など、普段の家事の半分近くをこなす。佐々木さんが出勤する週末は、子ども達の相手はもちろん、帰宅すると夕食までできあがっているそうだ。
とはいえ、夫は長期出張も多く、年の3分の1は母子家庭状態に。その間はとにかく「手間を省く」ことを優先している。例えば、夕食は一品でできるだけ多くの食材がとれるようなメニューで。洗い物の量も少なくなり、結果家事の時短にもつながる。下ごしらえは朝のうちに、買い物は宅配にお任せ、といった工夫も欠かさない。掃除は「掃除機がマイブーム」という次男が手伝ってくれるそうだ。
現在は時短勤務だが、限られた時間内で仕事を終わらせるために、常にto do リストを作っている。優先順位を明確にすることで、集中して時間内で答えを出せるようになり、以前より効率よく仕事を進められるようになったという。
帰宅後や休日は仕事を忘れ、子どもたち最優先だ。一緒にお風呂に入り、水鉄砲で遊んだり湯船でドライブごっこをしたり。「あまりの長湯で夫に呆れられます(笑)」というが、日中一緒にいられない分、遊びに向き合える貴重な時間になっている。
兄弟が時間差で病気にかかるなど、子どもが2人いることでの苦労も多い。それでも「兄弟はいい!」と笑顔で語り、力強いメッセージを送ってくれた。「大変なことも多いけれど、差しのべてくれる手も多い。働きながら2人目を考えているママも、ためらわないで。仕事との両立がつらくても、それはきっと一時です!」。
Column
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2012.05.24(木)
text&photographs:LITTLE MAMA