国際環境認証“ブルーフラッグ”とは?

タクシーボートは割高ながら、行きたい場所へ、人が集まった段階で連れていってもらえます。

 ワーズアイランドは150年続く、居住エリア。多くの高齢者を含むおよそ650人(アルゴンキン島とあわせて)が暮らしていますが、店もなければ(カフェスタンドあり)、公共交通機関もなく、生活を送るにはハードルが高そう。

 かつては高級住宅地でしたが、若い世代は便利なメインランドへ移りつつあると、耳にしました。島暮らしはなかなかに難しい。ちなみに、ワーズアイランドでは南岸が、オンタリオ湖が広がる眺望ポイントです。

桟橋にカモメ。まるで浜辺のようですが、湖畔です。

 ハンランズポイントとワーズアイランドのビーチは、“ブルーフラッグ”に認証されています。これはビーチなどの水辺に関して、水質・環境マネジメント・環境教育・安全・サービスの基準を満たすと与えられる国際環境認証です(日本でも2カ所に与えられています)。夏の間はスタッフが毎日水質調査を行い、環境保護に尽力しているそう。

センターアイランドに接岸したフェリー。自転車を積み込んでくる人も。
船上からダウンタウンを眺める人々。

 トロント島はダウンタウンからフェリーでわずか10~15分。都会から一気にギアをシフトダウンしてくれる、ピクニック島です。

トロント島
●アクセス ウェスティン・ハーバーキャッスルの裏手にあるジャック・レイトン・フェリーターミナルから、センターアイランドへフェリーで約10~15分。ハンランズポイント、ワーズアイランド行きのルートも。また、タクシーボートもある
●おすすめステイ先 トロントから日帰りで行くのがポピュラー

【取材協力】
トロント観光局

http://seetorontonow.jp/

古関千恵子 (こせき ちえこ)
リゾートやダイビング、エコなど海にまつわる出来事にフォーカスしたビーチライター。“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”をループすること1/4世紀あまり。世界各国のビーチを紹介する「世界のビーチガイド」で、日々ニュースを発信中。
「世界のビーチガイド」 http://www.world-beach-guide.com/

Column

古関千恵子の世界極楽ビーチ百景

一口でビーチと言っても、タイプはさまざま。この広い世界に同じ風景は一つとして存在しないし、何と言っても地球の7割は海。つまり、その数は無尽蔵ってこと? 今まで津々浦々の海岸を訪れてきたビーチライター・古関千恵子さんが、至福のビーチを厳選してご紹介します!

2017.12.30(土)
文・撮影=古関千恵子