三日月形の無人島に抱かれた
天然の水族館って?

上空から見たモロキニ島。(C)Hawaii Tourism Authority (HTA) / Ron Garnett

 天然の水族館とは、マウイ島の南東沖にある三日月形の小さな島、モロキニ島付近の海中のことです。

 モロキニ島には、「プライド・オヴ・マウイ」などのツアーに参加すれば行くことができます。プライド・オヴ・マウイのツアーには、日本人スタッフも乗船していますので、英語がわからない方や万一の時に心配という方にもオススメです(事前に日本人スタッフが乗船するかどうか、念のため確認してくださいね)。

 このツアーは、ホテル近くまでの送迎付きのものも用意されています。

チェックイン手続きはこの看板のあたり。
免責同意書にサインをします。免責同意書は、日本語のものもあります。

 午前中のツアーに参加する場合、カアナパリビーチ付近からは朝6時半にお迎えがきます。送迎バスで、マアラエア港まで、約45分です。港に到着すると、免責同意書にサインをするなどチェックイン手続きを行います。

これがプライド・オヴ・マウイ号。

 乗船する船「プライド・オヴ・マウイ号」は2階建てで、全長約20メートルあり、149人乗りです。

 船に乗ったなら、まずは席を確保して、ビュッフェスタイルのフルーツやパン、マフィンなどの朝食を取りにいきましょう。

無料で提供される朝食。
プライド・オヴ・マウイ号の2階にお客さんが集まり、注意事項などの説明に耳を傾けます。
徐々にモロキニ島が見えてきます。

 船が出発すると、注意事項やシュノーケリングについて説明が英語で行われます。理解に不安がある方は、日本人スタッフの近くに座ると通訳してもらえます。

 そして、乗船後約1時間で、モロキニ島に到着です。

三日月形の島に囲まれた湾内に、船は1時間半停泊します。(C)Hawaii Tourism Authority (HTA) / Tor Johnson

 モロキニ島に到着すると、ライフジャケット、水中めがね(マスク)、足ひれをつけて、ヌードルと呼ばれる発砲スチロールの浮き具も持って、海の中へどぼーんと次々入っていきます。

 モロキニ島は、数十メートルの深さの海底も、透明度が非常に高く、250種類以上もの熱帯魚が生息しているといわれています。そのため、透き通った海の中で、たくさんの熱帯魚に出会えるんです。

モロキニ島で停船してシュノーケリング。

 モロキニ島でのシュノーケリングが終わると、船は、次のシュノーケリングポイントのワイレアビーチ前に移動します。

左:モロキニ島から離れ、ワイレアビーチ近くのポイントに移動。(C)Hawaii Tourism Authority(HTA) / Tor Johnson
右:ツアーで提供されるランチ。

 ワイレアビーチ前の海は、モロキニ島ほど透明度の高い海中ではないですが、ここでも魚やカメに出会えます。ここでのシュノーケリングが終わって、船に戻ると、いよいよランチタイム!

 ランチは、船内で焼いたハンバーグを挟んだチーズハンバーガー(もしくはホットドッグ)とサラダがセルフサービスで提供されます。

 その後、出発地の港に13時頃戻ります。

Pride of Maui
(プライド・オヴ・マウイ)

所在地 101 Maalaea Road, Wailuku, Hawaii
電話番号 808-242-0955
https://www.prideofmaui.com/intl/japan/

●モロキニ島スノーケルツアー
料金 大人 124ドル(オンライン予約の場合 99ドル)

 さあ、あなたはどのツアーに参加する?

宮本紗絵(みやもと さえ)
2013年2月よりハワイ州観光局PRマネージャーとして、ハワイの魅力を伝えるため、PR・マーケティングを担当。年間4、5回、オアフ島をはじめ、ハワイ島、マウイ島、カウアイ島、ラナイ島を訪問する。現職以前は、外資系PR会社にて、政府観光局をはじめ消費財など様々な業種の広報活動に携わる。趣味は旅行。プライベートでも年8回以上北米、アジア、オセアニア、ヨーロッパを訪れる。これまで35カ国訪問した中で、一番好きな場所は、ハワイ・ラナイ島とイギリス・オックスフォード。オックスフォードでは、大学院にて国際経営学を学ぶ。
◆ハワイ州観光局 http://int.gohawaii.com/jp/

Column

宮本紗絵の
「発見ハワイ」

ビギナーにも、リピーターにも、人それぞれの楽しみ方を与えてくれる楽園、それがハワイ。ビーチ、ショッピング、ホテル、グルメ……。この島々の隅々までを知り尽くしたハワイ州観光局のPRウーマン・宮本紗絵さんのおすすめコラムや知られざる絶景ポイントなど、最新のハワイの魅力をお伝えします。ハワイの真実を知らずに、旅先を決めてはいけない。ハワイの本当の魅力を知って、発見の旅をしよう。発見ハワイ。

2017.12.20(水)
文・撮影=宮本紗絵(ハワイ州観光局)