暮らすように? それとも非日常? 京都では宿も特別です。京都らしい暮らしが楽しめる町家や、アート、工芸品が鏤められたホテルなど、特別な価値がある宿があるから、わざわざ訪れてみたいと思うのです。
» 第2回 手工芸品にほれぼれ「ホテル カンラ 京都」
» 第3回 アットホームな町家宿「京旅籠むげん」
» 第4回 アートと過ごす「ホテル アンテルーム 京都」
伝統的な京町屋を
フルリノベーション
◆TSUKIHI HOUSE KYOTO
― 京都つきひの家
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松尾芭蕉の「おくのほそ道」の有名な冒頭文から名付けられた宿。「日常と旅との間に流れる時間を愛しみ、丁寧にときを重ねる家」というコンセプトのもと、伝統的な京町家をフルリノベーションし、今の空気感を大切にしながらも京都らしさが感じられる宿としてオープンした。
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右:ベッドは「ARC FURNITURE POINT」に特注。その他の家具は北欧ヴィンテージで揃えている。
建築設計は魚谷繁礼建築研究所の魚谷氏が手がけ、多層構造によって地下から地上2階までが一つの空間としてつながる開放感を実現した。冷暖房空調設備、床暖房も完備で、快適かつ贅沢な時間を過ごすことができる。
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TSUKIHI HOUSE KYOTO
― 京都つきひの家
所在地 京都市下京区諏訪開町22-1
電話番号 非公開
チェックイン/アウト IN 15:00/OUT 10:00
料金 2名利用1棟料金 32,832円(税・サービス料込み)
客室数 1室
アクセス JR京都駅から徒歩20分
http://www.tsukihihouse.com/
●カード利用可(VISA・MASTER・AMEX)
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2017.10.16(月)
Text=Ai Kiyabu
Photographs=Kunihiro Fukumori
CREA 2017年11月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。