自分を大切にする人の
“香り高きハンドクリーム”は
肌も心も整えてくれる

文=齋藤 薫[美容ジャーナリスト]

いつもバッグに入れて持ち歩くからこそ、上質でおしゃれなパッケージがうれしい。肌にのせると薔薇の蜜がとけたようなうるおいが持続。美白有効成分も配合されているので紫外線対策にも。ディシラ ハンドクリーム <SPF18・PA+++> 60g 3,000円。

 ハンドケアをするかしないか? それは、美容意識とは、少し違う。スキンケアをとりわけ熱心にやっている人にも、ハンドケアを習慣にしていない人が、少なくないと思うから。これはむしろ、生き方の問題のような気がする。丁寧なハンドケアを日々欠かさない人は、なんというか、自分をとても大切にしている人。そして1日1日をとても丁寧に生きている人という気がしてならないのだ。

 ネイルカラーの色がその日その日の心の向きを左右すると言われるのは、いつも手元が自分の視界に入ってくるから。でもそれ以上に、手元は自分自身を象徴するパーツ。手指のツボ押しが全身の各部位へ効果を届けるように、手はもう一つの自分自身なのだ。

 だからその手指を隅々まで慈しみ、美しく磨くことは、女としての自分自身を磨きあげることに他ならない。手は一番酷使する部分だからこそ、生活感を見せず、いつも凛としたしなやかな美しい手でいることが、女としての自分を律し、日々を美しく生きることに他ならないから。

 気がついているだろうか。きちんとハンドケアすると、なんだか心が整うこと。今、ハンドケアが見直されているのも、ただの美容を超えた、もちろん単なる手荒れケアも超えた、意識の目覚めなのだと思う。言うなれば、もっときちんと丁寧に日々を生きるための、心の新習慣。

薔薇の香りがとけこんだ薄いピンク色のクリームは、肌にのせるとスッとのびてなめらかな感触。ふっくらとしたハリ感と、透明感のあるみずみずしい肌が持続する最上級のハンドケアを。

 では今、どんなハンドケアをするべきなのか? まさにここで選び直してほしいのが、心にまで働きかけるハンドケアなのだ。水仕事の前に、後に、という役割を超えて、自分の手を、自分自身を慈しむための逸品。例えばそれがこのディシラの、薔薇の香りも芳しいハンドクリームなのである。

 浸透が早くてベタつかない、なんて当たり前。つけ心地が良くて、とても自然に手に伸びる。なじませた後の手でなんだか頬を包みたくなる、そしてその香りをずっと感じていたくなる。見えないヴェールのように乾きからも紫外線からも守ってくれる働きは、最上級のレベルを狙ったことがよくわかる。だから、纏わないと不安になるほど。まさにハンドケアの枠を超え、気持ちのひだにまで染み込んでくるクリームなのだ。

 それもそのはず、肌と心の深い深い関係にいち早く着目、初めてその関わり自体に働きかけたのがこのディシラだった。今でこそ、心にも働きかけようとする化粧品は少なくないけれど、25年も前にこのテーマに本気で取り組み、「心が輝けば肌も輝く、肌が弾めば心も弾む」と訴えて、心に響く化粧品を作ってくれた。丁寧な、心のこもったお手入れの大切さも思い知らせてくれたのだ。

 ディシラは以来ずっと、どんな製品を作る時にも、どうしたら感動をもたらせるかを考えてきたブランド。だからこのハンドクリームもいつもそばにいて、まるで毎日の祈りのように気持ちをしゃんとしてくれる。

 まさしく肌も心も整えるためのハンドケアの始まりである。

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