#123 Jimbaran & Uluwatu
ジンバラン&ウルワツ(インドネシア)

屋台村でシーフードと夕焼けを堪能

緩やかに弧を描く、ジンバラン湾。90年代のリゾート開発前はのんびりとした漁村だったとか。

 バリ島の南端部、ングラ・ライ国際空港から南へ、インド洋に突き出したバドゥン半島。ジンバランやウルワツと呼ばれているエリアがある半島です。

フォーシーズンズリゾート バリ アット ジンバランベイのレセプション。
宿泊していなくても利用できるビーチクラブ、フォーシーズンズリゾート バリ アット ジンバランベイの「スンダラ」。

 バドゥン半島のキュッとくびれた付け根部分の西側に位置するのが、ビーチリゾートのジンバラン。フォーシーズンズリゾートやアヤナ リゾート&スパなど、バリ島を代表するリゾートホテルが集まっているエリアです。

 かつてはひなびた漁村だったそうですが、今それを聞いてもイメージがなかなか結びつきません。名残を強いていうならば、夕方からビーチに出没するシーフード屋台村「イカンバカール」でしょうか。

夕方になると、ビーチにテーブル席が整えられるイカンバカール。

 数軒の屋台が集まるイカンバカールは、人によってお気に入りの店があるかもしれませんが、基本的にルールは一緒、味も大差がないようです。

 水槽や氷の上に並べた魚介類から食べたいものを選び、好みの調理法をオーダー。できたてをオンザビーチのテーブルに運んでもらい、いただくというもの。夕映えに染まるビーチのあたり一面には、魚を焼く香ばしい匂いが広がっています。

市場でも素朴なジンバランの様子がうかがえます。

2017.05.06(土)
文・撮影=古関千恵子