Magnificent View #1275
ウマワカ渓谷(アルゼンチン)
(C)Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages
「南米のグランドキャニオン」。そんな異名にもうなずける壮大な風景が広がる、アルゼンチン北部のウマワカ渓谷。
グランデ川の浸食によってできた全長約15キロの渓谷は地層がむき出しになり、虹のような美しい縞模様を見せている。地層がさまざまな色に見えるのは、含まれる鉱物の違いによるものだ。
この渓谷はかつて、ペルーやボリビアに向かう重要な交易路だった。ふもとの街で目にするのは、当時を思わせるような、昔ながらの日干しレンガの家や、三つ編みに帽子を被った先住民コージャの姿。
そんな集落の風景や文化を今に伝える一帯は、2003年、世界遺産に。人気の観光地となっているが、標高が3000メートルを超える場所もある。訪れる際には、高山病対策は必須だ。
文=芹澤和美
