●青海さんのおすすめ店・その3
鎌倉ならではのフレンチビストロ「ポワジェ」
ニースへの思いを馳せ鎌倉に移り住んだ青海さん。インタビューで語った〈山と海〉〈市場〉〈街〉が近い“食環境”で、厳選の地場食材で作られる、鎌倉ならではのフレンチビストロを見つけたそう。
地の魚と地の野菜が融合したお店のシグネチャー。「料理人にとって食材がとれる場所で料理を作り、提供できるのは幸せなこと。だから鎌倉へお店を出すことを決めた」という小山田誠シェフの思いを具現化した一皿。新鮮な魚と野菜をそのままでなくアレンジすることで、さらなる味わいを引き出す。写真は夜のコースの前菜としても登場する、走水産平目のマリネ 白バルサミコドレッシングソース 1,000円。
「まず、フランスのビストロを思わせる内装に惹かれました。古い扉、グレー調のインテリア、アンティークな家具などがそうです。こぢんまりとしていますが窓がいっぱいあって明るいのも本場の雰囲気。ワイン、特にブルゴーニュの品揃えは素晴らしく、それを目当てに足を運ぶことも。サービスも丁寧。鎌倉野菜の色と形、地元産の魚で彩られたこちらのマリネは滋味あふれる味わいで、視覚も味覚も満足させる逸品。新定番メニューとなりそうです」
インテリアは、パティシエールでもあるマダムのセンスが主。鎌倉という土地でお店を訪れたときの印象、その後の余韻などを意識しているのだとか。家具や調度品もディテールにこだわりすぎず、店の雰囲気との調和を優先させる。おいしい料理とともにその世界観を満喫したい。
Poiger(ポワジェ)
本覚寺に近い小町大路に佇むフレンチビストロ。店名のPoigerは、フランス語で魚を意味する「Poisson」と、食べるの「Manger」を合わせた造語。元来の魚好きで、「鎌倉に移ってさらに魚のおいしさに開眼した」という小山田シェフ。地元産の魚とフレンチが融合した充実のメニューが並ぶ。
所在地 神奈川県鎌倉市小町1-11-9
電話番号 0467-25-2258
営業時間 ランチ 11:30~13:30、ディナー 17:30~20:30
定休日 火曜
“鎌倉上手”3人の美食アドレス
2016.11.19(土)
文=吉村セイラ
撮影=深野未季
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