中国茶と洋菓子を一緒に楽しめる新スタイルの店舗

 うっかり見逃してしまいそうな、路地の一角にひっそり建つ店舗。信義路と永康街の交差点から2つ目の路地を右に曲がると到着です。このエリア、MRTの駅が近くにないエリアなので、タクシー利用が便利です。

ずらっと並んだお茶には目移りしてしまう。ここまでスイーツが充実しているのもすごい

 中に入ると、右側の壁に各種の茶葉が並んでいます。そして左のショーケースにはお茶と一緒に楽しめるスイーツが。こちらのスイーツは、すべてフランス料理を学んだパティシエの手作り。中国茶と洋菓子を一緒に楽しむという新しいスタイルを体験できる茶芸館となっています。ディスプレイされているお茶のモダンなデザインのパッケージは、2010年に日本のグッドデザイン賞を受賞しました。店舗の2階、3階がカフェとなっています。もちろんお茶を買いに来るだけでもOK。

 席数が少ないので、静かにゆっくりお茶を楽しむことができます。ただ、すぐに満席になってしまうので予約がおすすめ。事前に席を確保して、のんびりと楽しいティータイムをお過ごしください。

2階は広々としたカフェ

 たくさんの種類のお茶の中から、今日は黒烏龍茶を選んでみました。下の写真のお茶のセットは209NTD(約537円)。自分で注ぎながらお茶を楽しむスタイルです。のど越しが柔らかく、さっぱりとした飲みやすい優しい口当たりのお茶で、深みのある香りを楽しみながらおいしくいただきました。

 スイーツには、クチナシ玄米茶アイスクリーム130NTD(約334円)をチョイス。玄米茶が甘さを抑えてくれて、クチナシのほのかな香りが口の中で広がっていく奥の深い味に仕上がっています。烏龍茶とアイスの組み合わせってかなり合いますね。初めて知りました。
 

味はもちろんのこと、茶器もシック。香りも楽しいクチナシ玄米茶のアイスクリーム

 このお店の特徴は、すべてのお茶がティーバッグだということ。年々外でお茶を飲む人が少なくなっているのは、淹れるのが面倒だからではないかと考えたオーナーが、すぐに飲める上質のティーバック茶を販売すればきっとまたみんながお茶を飲んでくれるのではないだろうか、とひらめいてティーバッグの販売をスタート。その数は約30種類にも上ります。こちらのお店では烏龍茶をはじめ、緑茶、紅茶、玄米茶などのスタンダードなお茶だけでなく、それぞれのお茶にモクセイやバラなどを配合したフレーバーティーも販売。自宅では決して味わえない、オリジナルのお茶を販売しています。またお茶と一緒にいただくスイーツは、すべてフランス菓子。西洋と東洋のコラボで新感覚ティータイムを楽しむことが出来ます。

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2011.12.18(日)