オタクを極めすぎて……
大好きな物語の世界にひたっているうちに、独身のまま仕事もせず、30才を過ぎてしまった菅原孝標女。「家に引きこもってばかりでは……」と心配した知人のすすめで、天皇の娘のもとで働く「宮仕え」をすることになりました。
しかし初出勤の日、緊張でガチガチになり、「親のかげに隠れて家で物語ばかり読んで、友達や親戚づきあいもしなかったわたしは身の置き所もなく」……と、翌朝即、家にリターン。それでも何とか職場に馴染もうとはしたものの、心配した親にあっさり結婚させられてしまいます。
この結婚は彼女にとって「期待はずれ」だったらしく、出産後はパワースポットにハマってお寺をめぐる日々……。しかし50才のときに夫が突然死すると、「役にも立たない物語じゃなく、若いときから神仏を推してればもっと良い人生だったのに……!」とオタク生活を後悔しはじめます。
たんに「推し」が物語から神仏に変わっただけのような気もしますが、「宮仕えをもっと頑張っていたら、わたしの人生なんとかなったのかな……」と落ちこむ日記も書いており、仕事にも家庭にも中途半端だった自分を反省しながら余生を送りました。
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東大教授がおしえる 超!やばい日本史
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