アンジュルムのリーダーとして活躍し、2019年にグループを卒業した和田彩花さん。著書『アイドルになってよかったと言いたい』では、アイドルとして生きた時間を振り返りながら、今の自分の暮らしやパートナーとの関係についても率直に語っています。和田さんが描く、これからの生き方について話を伺いました。
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パートナーとの関係で良かったことはシェアしたい
――パートナーについて書かれた章は、webサイトでの連載時から話題になっていました。パートナーの存在を知ってもらいたいという思いがあったのでしょうか?
知ってもらいたいというより、ない存在として扱いたくないって気持ちが大きくて。芸能人ってたいていパートナーの存在を隠しますよね。過去の恋愛や、理想のタイプのような漠然とした話はすることはあっても、今はどうなのかって話はほぼしない。でも私は、自分の気持ちを隠す必要がないって思ったんです。
アイドルのマナーとして異性の存在を隠すべきという考えは理解していますが、辞めた後もそれを引きずらなくてもいいのかなって。むしろ、今がどんな暮らしをしていて、日々どんなことを感じているかを伝えた方がファンの方々にも喜んでもらえるんじゃないかって気持ちもありました。悪いことをしているわけではないから、パートナーとの関係でよかったことをみんなにシェアしたい気持ちです。昔から応援してくれているファンの方々のことは、親戚のようだと感じているので。
――ファンの方から反応はありましたか?
何にもなかったです(笑)。パートナーのことを公表したこともそうなんですが、ロールモデルを作り出す、という意識は持っています。モーニング娘。さんとか少女時代とか、パフォーマーとして尊敬できる方はたくさんいるんですが、アイドルを卒業した後のロールモデルがあまりいないような気がしていて。「私がロールモデルになるぞ!」という覚悟よりは、私の生き方が選択肢の一つになればいいなと思っています。こういう人もいるんだから、自分もやっていけそうって思ってもらえたら嬉しい。心を優しく後押しするような存在になりたいです。
