『素の味』は人間の豊かさを育んでくれる

 安定して、変わらない味を求めることも一つの選択肢。スーパーマーケットなどの顔の見えない関係の中では、必要なことだと思います。しかしながら、変わり続ける味わいの違いを楽しむことはとてもとても豊かな納豆との付き合い方になると感じています。

 納豆に限らない話ですが、賞味期限は自分で決めていいのではないかと。自分の感覚と対話をする時間を、食を通して行なっていけばいい。それは豊かな体験となり、天然の微生物たちは人間の豊かな感覚を支えてくれる存在だと言えるでしょう。豊かさとは何かを忘れているのは、人間の方、ということを『素の味』に出会うたびに学ばされます。

 納豆の『素の味』に選んだのは、本来の稲藁の納豆菌がつくる納豆、稲藁の中でいきいきと発酵できる環境が整えられた納豆でした。納豆菌の仕事があって、食べ物としての納豆ができあがる。いつだって、その順番を大切にするものづくりの中でこそ『素の味』が生まれる。

 最後に、大阪の「らくだ坂納豆」の伊戸川さんに、稲藁以外でも納豆を作ることができるか聞いてみたところ、「いろんな植物の葉や枝などでも試してみたけど、本当になんでもできますよ。空気中の納豆菌だけでもつくったこともありますから」と。あなたの隣にすぐに、納豆菌はあります。さあ、今日もおいしく、朝ごはんに納豆をいただきます。

食べる人がつくることに関わる時代へ。
0.1%しか流通しない『素の味』が一堂にあつまる会員制の宅配スーパーマーケット
Table to Farm

Table to Farmは、現在わずか0.1%しか流通しない『素の味』が一堂にあつまる会員制の宅配スーパーマーケットです。自然な農法で育まれた在来種の米や野菜、伝統的な天然醸造でつくられた発酵調味料。森の中で自由に走り回る放牧の鶏や豚、春は山菜、秋は木の子など、11ヶ月かけてラインナップを検討し、各カテゴリー最大3つまでにセレクトされた、“自然がつくる好みを超えたおいしさ”をお届けします。
https://tabletofarm.jp/

【INFOMATION】
『素の味』の選定基準

Table to Farm では、取り扱い商品の拡充に伴い、新しいカテゴリを追加し、『素の味』の選定基準を更新しました。
『素の味』選定ガイドライン ver.2.0 2026.01.4
https://support.tabletofarm.jp/product-standards
『素の味』の選定基準をつくる
https://tabletofarm.jp/blogs/motonoaji/product-standards