「後悔の亡霊を今もたくさん引き摺りながら生きている」真逆なのに最強のバディ・ROIROMが語る“選択の哲学”とは

　『CREA』2026年冬号特別版（『CREA Due』2026 Winter SPECIAL EDITION）のカバーには、ROIROMさんが登場します。CREA WEBでは、その一部を大公開します！　

　迷いと決意を繰り返しながら、ふたりは森を抜け、海へゆく。選ばれる努力を重ねてきた日々を越え、いま、自らの意思で道を選び始めるふたりの本音に迫った。

ふたりとも、寝ても覚めてもプレデビュー曲のことを考えていた（HIROMUさん）

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　コンビ、ペア、バディ……。ふたり組には、さまざまな呼び方がある。いくつものオーディションを経て出会い、運命に導かれるままに、アイドルデュオとして活動をスタートさせた19歳の浜川路己と25歳の本多大夢。選ばれる側から、選択する人生へと舵を切ったふたりに、「選択の哲学」について聞いてみた。

路己　大夢くんは閃きの人。ただ普段は直感を重視しているけど、音楽やステージに関しては、熟慮する傾向があって。「昨日言ってたこと、考えてみたんだけど……」みたいな相談をされることがめっちゃあります。大夢くんのアイデアは、僕からしたら「へえ！　すごい！」と思うものばかり。なのに連日、そのアイデアのオーディションをしている感じで。クリエイティブだな～って。

大夢　この半年、ずーっと一緒に音楽に向き合ってきた路己ならではの視点だよね。大きく分けると僕の方が直感型で、路己が慎重派だけど、楽曲を作る上ではどっちも、寝ても覚めてもその音楽のことを考えている感じは似ている。プレデビュー用の楽曲も、たくさんの候補曲の中から選ばせていただいて、さらに僕たちの意見を汲んでもらえるので。

路己　とにかく、コミュニケーションは密ですよね。それぞれ、好きな音楽は違ったりするけど、ユニットとしてやりたいことのイメージは共有できているから。ファンの皆さんに喜んでもらえる音楽と、僕らふたりのやりたいことのハイブリッドを目指して日々精進しています！

CREA 2026年冬号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。