イベント中に怪異が!?
 
――深夜の書店で、観客が回遊しながらいろいろな怪談師さんの話を聞くというのは、どこにもない試みだったと思います。イベントスペースに張り巡らされた、黒い短冊も絶妙でした。
野村 あれも書店ならではかなと思っています。直前にみんなで貼り付けていったのですが、パラパラとはがれ落ちてしまう場所も。
――呪詛が混ざっていたのかもですね。イベント中に怪奇現象が起こったりはしませんでしたか?
野村 電気系統が……ね。
稲中 はい。ありましたね。トークショー第一部の間に、僕らスタッフは裏で「怪談めぐり」の座席をつくったり、音響の用意をしていました。館内のBGMは、「蔦夜書店」のために最初からOFFにしていたのですが、2号館1階の会場設営をしようというとき、閉館の音楽が流れていることに気づいたんです。※トークショーは3号館の2階で行われていたので、観客には聞こえていない。
――えっ。
稲中 時間は深夜2時近く。そんな時間に自動で音楽が流れるわけがないし、うちのスタッフがつけるはずもない。
野村 インカムで「なんで?」「誰かつけた?」って、スタッフはザワつきましたよね。あと、施錠されているはずのドアが、なぜか1カ所開いていたんですよ。あれは今考えても不思議です。
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- 文=伊藤由起 
 写真=志水 隆
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