寒さが増すと貝が気になる。最近なぜか岩手の貝が東京あたりの胃袋を狙い撃ちしてるなんて噂。ホタテにかきにムール貝。今夜こそはいざ行かん、美味に打たれて気絶しに。
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◆ en.terrible (アン テリブル) <東銀座>
「ホタテの貝柱は冬」
素材を熟知するシェフのおいしい使い分け
素材を活かしたビストロ料理を提供するシェフ・萩原敦彦さんが各地の良質な食材を求める中で出合ったのが、岩手県釜石の「泳ぐホタテ」。鮮度のよさに由来する貝柱の食感を伝えるため、表面はバターでしっかり焼き込む泳ぐホタテと白舞茸の鉄板焼きは、香り高さも加わって、食べ始めたら止まらない。
右:高品質なホタテの2年貝を生きたまま発送する「泳ぐホタテ」。鮮度抜群な上に同年齢の他産地よりサイズも大きい。
多忙な中にも食材の生産地を回る研究熱心な彼ならではの、とっておきのひと品だ。
en.terrible(アン テリブル)
所在地 東京都中央区銀座7-16-21 雲ビル1F
電話番号 03-3544-5205
営業時間 18:00~23:00(L.O.)
定休日 日曜・祝日
席数 28席
料金 あさの豚自家製ハムとアスパラガス 1,700円、熊本馬肉のタルタルステーキ 2,300円
※カード利用可
2015.12.29(火)
構成・文=木原美芽
撮影=原 務