ビールのお供にぴったりなパンも!
「自家製ベーコンエピ」は、自家製のベーコンの風味を粒マスタードが引き立てます。「アンチョビと玉ネギのフォカッチャ」は、一次発酵を終えたバゲットと同じ生地にオリーブオイルを入れて作ります。自家製のアンチョビの塩味がアクセント。どちらもビールのお供にぴったり。
「トマト&チーズパン」は、自家製のオーガニックのトマトソースの酸味がさわやか。「ブルーチーズのパン」は、生地のしっかりした歯触りとブルーチーズの香りで、人気のパンだそう。「じゃがいもとチーズのパン」は、ほっくりしたキタアカリとゴーダチーズで、ボリュームのある一品。
他にも、発酵バターを包んだ「ブール・ブレ」や有機イチジクとクルミを入れてシナモンをきかせた「イチジクパン」など、様々なパンが日替りで登場します。ジャムやバターなど、何も付けなくてもしっかりとした小麦やライ麦の風味が楽しめて、おいしいと感じられるパンばかり。
焼き上がる直前に薪の煙をまとわせ、ほのかにスモークの香りがするのが、吉田さんのパンの特徴でもあります。持ち帰る途中も、帰宅してからも、ほんのりスモークの香りに包まれる、ちょっと不思議なパン。その芳香に魅せられます。
「自分で栽培した麦を自ら石臼で挽いて、山の木の薪を自分で用意して、自分で作った窯で焼き上げる。最終的に、すべてを自分でやりたい。そんな自然と一体になれるパンを焼きたいと思う」という吉田さん。大きな夢を叶えるための小さなパン屋さんです。
「Bonne riziere(ボン・リジェール)」
所在地 滋賀県大津市下阪本6-15-4
電話番号 077-532-1341
URL http://www.bonriziere.jp/
Column
そおだよおこの関西おいしい、おやつ紀行
生まれも育ちも神戸の生粋の神戸っ子で、長年の関西での取材経験からおいしいお店を知り尽くしている、ライターのそおだよおこさんが、関西の「今、食べてほしい!」というおやつを紹介します。
2015.09.27(日)
文・撮影=そおだよおこ