尊敬する西島秀俊さんに出会えて……
――これまでのクァクさんのイメージとは異なる役柄かと思いますが、準備段階で意識したことはありますか?
映画は大きなスクリーンで見せるので、ディテールに凝って、表現したい部分をしっかり出せるように集中しました。
――今回の挑戦を振り返ってみていかがですか?
まずは日本語でコミュニケーションしながら演技をすることが一番の挑戦でした。役柄については、ぱっと見は明るくて優しそうなキャラクターなんですが、その中にどこか不思議な雰囲気も持っているので、それを表情や声で出すにはどうしたらいいか考えていました。セリフもほぼ日本語でしたが、たまに韓国語のセリフがあると、そのときは「よし! 韓国語だ!」とはりきっていました(笑)。
日本語、韓国語の切り替えについては、言語の問題ではなく、本心で演技をすれば必ず相手に伝わるはずだと思って臨んでいました。実は以前、幸運にも知人を介して西島秀俊さんにお会いする機会があったのですが、西島さんが韓国語で演技をされたときの話をしてくださったんです。まさに今回の僕と同じ状況ですが、「言葉の上手さよりも演技そのものが重要だと思う」と仰っていて。その素晴らしいアドバイスが今でも心に残り続けています。
――監督はどんなアドバイスをしてくれましたか?
監督は、現場では集中していて、あまりお話しされない方という印象だったので、最初はちょっと近寄りがたかったんです。でも、撮影が進むうちに、監督が「いいね」っていうときは本当にいいんだなって思えるようになってきて、「いいね」をいただけるとすごくうれしかったし、自信を持って演じることができました。
――『マッチング TRUE LOVE』は、恋愛リアリティショーとデスゲームという組み合わせがテーマですが、脚本を読まれてどう思いましたか?
珍しいジャンルの組み合わせが、この映画の魅力ですね。ドキドキするところや怖いシーンが自然に合わさったところが『マッチング TRUE LOVE』だけの特別な魅力だと思います。
