いよいよ「お尻にカメラ」の時間に!
13時、いよいよ検査のため、看護師から不織布でできた検査用のズボンを手渡される。このズボンがなかなかよくできていて、ズボンを脱がずに検査できるよう、お尻側にスリットが入っている。しかもそのスリットは白い糸で軽く縫い合わされており、「いざ検査という段になると、医師がその糸をビリッと破るんですよ」とのこと。
そういえば、知り合いの編集者(男性)から、大腸内視鏡検査を受けた際、このズボンを前後逆に履いてしまい、医師がやむなくハサミで切れ込みを入れる羽目になった、という話を聞いていた。「そんなことある?」と笑っていたのだが、普通にあった。私もうっかり前後逆で履いてしまい、ひとり更衣室で静かにやり直す。しかも、正しく履き替えたと思った次の瞬間、今度は自分の下着を脱ぎ忘れていることに気づく。結局もう一度更衣室に戻り、二度手間どころか三度手間である。どこか緊張していたのだろう。とはいえ、ここまでの工程を乗り切った身からすると、もはや検査自体は消化試合のような気分。あとは流れに身を任せるのみだ。
13時15分。いよいよ検査室に入り、検査台に体の左側を下にして横になる。看護師さんがテキパキと動くなか、担当する女性の医師が優しく「体の調子はいかがですか?」と声をかけてくれて、体からふっと力が抜ける。そこへ左腕に鎮静剤を入れるための点滴の針が刺され、うとうとしはじめるが、「まだ水分だけで、鎮静剤はこれからですよ」と言われ急にしゃんとする。そうこうするうちに検査室の明かりが落とされ、鎮静剤も入り、検査スタート。
思ったよりも頭はクリアだが、お尻から管が入った感覚は何もない。お腹でうねうねとカメラが進んでいる様子は感じることができた。お腹の上からうねうねを触ってみたいという衝動にかられたが、おとなしくじっとしていることにした。検査そのものは体感的に5~10分ほどであっけなく終了。「きれいでしたよ」という医師の声が遠くに聞こえた。
検査終了後はそのまま、カーテンで仕切られたリカバリー室へ。眠った感じもなく、さりとて、検査中の痛みもなく、不思議な気持ちで30分ほど横になる。看護師から声をかけられ、ゆっくりと起き上がり、着替えたのち、検査を担当してくれた先生が待つ診察室に入った。
検査の結果、直腸に2mmの「過形成性ポリープ」があった。が、これは良性中の良性のポリープで、放置したままでも問題ないとのこと。カメラが入った最奥部分の盲腸から、出口に近い直腸までの一連の画像を先生と一緒に確認し、問題となるようなポリープはなかったと言ってもらえた。よかった。
次回は、3年後を目安に受けるのでよいのだそう。「今日は感じている以上に身体は疲れているので、ゆっくり休んでくださいね」と温かな言葉をかけてもらい、待合室を出た。血圧を測り、問題ないと判断したところで、お会計へ。保険適用のため6,390円(3割負担)だった。
これで、私の大腸内視鏡検査はすべて終わった。前日の食事は満たされなかったけど、先延ばしにするほどの大変さではなかったし、検査自体はあっという間だった。これならもっと早く受ければよかった。3年後もまたお世話になろう。そのときも何もありませんように。ちなみに、検査後、内視鏡を入れたことによる肛門の痛みや、お腹の張りは少しも感じなかった。まっさらになった腸にしっかり吸収することを期待して、ザクロジュースを買い、帰途についた。
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おなかとおしりのクリニック東京大塚
