「東京と同じ」…では全然ないソウルフードが続出!

――食生活に変化がなかったということですが?

 新潟にいた頃からラーメンが好きで、お店をよく巡ってたんですけど、東京に出てきて調べたらおいしいラーメン店がたくさんあって。当時、パケ代がかなりかかるくらい調べまくって、ラーメンを食べ歩いていました。今、その欲は収まりましたけど、その頃は千葉とかまで足を伸ばしてたのかな?

 ラーメンは父親も好きで、新潟でもよく食べていましたし、こだわりが出せる面白さもあるので食べ歩いていました。

――新潟は特徴的なラーメンがあると言われてますよね。

 4大ラーメンとか5大ラーメンとかありますよね。僕がこっちに出てきてから言われ出したことなので詳しくないんですけど。新潟で好きだったラーメン店は全部、なくなっちゃったんですよね。

――ラーメンではないですが、「バスセンター」の「カレー」も有名ですよね。

 それもこっちに来てから有名になった気がします。あそこって立ち食いそばとうどんのお店で、僕はよくうどんを食べてたんですよ。だから「バスセンター」の「カレー」が話題になってるのを知った時、あぁ、あそこのことなの? ってびっくりしました。

 それで言うと、「三日月」の「イタリアン」は新潟じゃないと食べられないものですよね。よく食べていたので、東京に出てやっぱりないんだと思いました。

 「ぽっぽ焼き」もそう。黒糖の入った細長いパンみたいなものなんですけど、「ぽっぽ焼き」っていう言葉すら、東京では通用しないんだなって。

――初めて聞きました。どういうところで食べられるんですか?

 お祭りの出店にあるんです。蒲原まつりっていうのがあって、日本一に近いくらい屋台が何百と出るお祭りなんですけど、5軒に1軒くらい「ぽっぽ焼き」を売っていて、全ての店で長い行列ができるんです。

 最近は「ぽっぽ焼き」専門のお店もあるみたいですけど、昔はお祭りでしか食べられなかったので、並んで買っていて。ゴザみたいなところに焼き上がったものが並べられていて、それを紙袋に入れてくれるんですけど、みんな50本くらい買うんでバカバカと売れていくんです。翌日、レンジで温めてもおいしいし、オーブンで焼くとカリッとしてまたおいしい。持ち帰る車の中が黒糖の甘い香りで広がって……あれは幸せの象徴でしたね。

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