「体に馴染んできた」が、ブラの捨てどきのサイン

――フィッティングに行って、運命の1枚に出逢ってみたいという思いがムクムク湧いてきましたが、どうしても、「手洗いが面倒だな……」という考えが拭えません!

 もちろん、手洗いが理想ではありますが、この現代において「絶対手洗いで!」とは思っていません。

 例えば皆様、お洋服ってどんなものでも洗濯機で洗ってしまいませんか? 実は洗濯機NGと表記されているお洋服って意外と多いのですが、アウターでもなければクリーニングより洗濯機で……となってしまうことが多いですよね。

 だから、理想は理想として(笑)。私も、妊娠・出産後は、ブラを洗濯機で洗っています。ただし、ブラ専用の分厚い洗濯ネットを必ず使っています。

 ブラを洗濯機にそのまま入れたり、洋服用の洗濯ネットを使ったりしていると、型崩れやワイヤーが飛び出す原因になりますし、生地の痛みも早くなりますので、そこだけは注意してほしいです。

――ブラの寿命って、どれくらいでしょうか?

 ローテーションで着用して適度に休ませてあげたほうが長持ちするので、4枚で半年、7枚で2年を目安にするといいと思います。

 しまうときは、半分に畳んで折ったり、カップを凹ませたりせず、ホックを留めてブラのそのままの形でゆったり引き出しに入れると、寿命を引き延ばすことができますよ。

――体に馴染んでいい塩梅になったブラって、なかなか捨てられないんですよね……。

 ちょっと待って! その“いい塩梅”こそが捨てどきです!!

 ブラは体を補整する「ファンデーション」。体に馴染む、イコール、補整効果が薄れてきたと言えるので、そうなったときが、捨てどき・買い替えどきです。

――だとしたら、今あるブラのほとんどが捨てどき・買い替えどきかも(泣)。

 買い足しや買い替えは、今までのブラよりもっといいものに出逢えるチャンスです!

 季節ごとにお洋服を買いに行ったり、それに合わせてコスメを買い足したりするのと同じように、ワクワクしながらお店に行きましょう。

――わかりました。それでは最後に、下着で悩む女性にメッセージをお願いします!

 私は、ブラなど下着で悩む女の子を一人でも減らしたいという思いで活動をしています。ブラに不満があるならフィッティングを受けてほしいし、フィッティングをすることで悩みの9割はなくなるはず。もちろん、相性のよくない販売員に当たっちゃったりしたら、1回のフィッティングでお悩み解決とはならないけれど、2、3回行って1つも悩みが解決しないということは稀です。

 販売員に声をかけにくければ、事前にフィッティング予約ができる店舗なども候補に入れながら、ぜひ一度、フィッティングをして「これこそ、私のためのブラ」という体験をしてください!

インタビュー前篇『日本人女性の多くはDかEカップ!? 「9割以上のお客様がサイズを間違っていた」下着のプロが明かす、“やってはいけない”下着の選び方』を読む
『悪いのはスタイルじゃなくて下着でした 一生モノの下着の教科書』Chapter1を読む

ちーちょろす

下着の魔法使い。元下着販売員の下着アドバイザーで一児の母。下着で悩んだり困ったりする女性が1人でも減ってほしいという思いからアドバイザーとして独立。下着の基礎知識の普及と業界全体の売り上げ向上を目指し、ブランドの垣根を超えて発信中。
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悪いのはスタイルじゃなくて下着でした 一生モノの下着の教科書

定価 1,540円(税込)
KADOKAWA
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次の記事に続く 「悪いのはスタイルじゃなくて下着だった!?」「肩が凝る...