こんにちは。CREA編集部のIです。
CREA2014年7月号は、「人生にアートを!」。創刊25年目にして、初のアート特集でした。
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この表紙、ステキでしょ? と編集部も自画自賛。水玉の背景とマネキンは、草間彌生さんの作品『水玉強迫』です。草間さんの「自己消滅」シリーズのひとつで、マネキンは水玉をまとうことで背景の水玉に溶け込んで、空間に消失していくかのよう。
そこにモデルもお邪魔したわけです。
撮影したのは、長野県の松本市美術館(外部サイト)。
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松本は草間彌生さんの故郷で、松本市美術館は、草間さんからの寄託作品も含めて、500点以上の草間作品を収蔵しています。今回、特集で草間彌生さんにインタビューさせていただいたこともあり、表紙から草間ワールド全開としました。
表紙の撮影風景はこんな感じでした。
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モデルさんが、本当にショーウィンドウの中に入ったんです! モデルは、台湾のヒルダ・リーさん。インターナショナルに活躍する一流のファッションモデルです(日本語も上手)。
このショーウィンドウ、本来はもちろん立ち入り禁止でマネキンにさわるのも厳禁! なのですが、今回は草間さんと松本市美術館さんから特別のご許可をいただき、撮影とあいなりました。
ガラスとマネキンの間の隙間は、幅20センチもないくらいでしたが、間違ってもマネキンに体が触れて動かしたりしてはいけない。ヒルダちゃんには、ガラスにへばり付くようにして、中に入ってもらいました。
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ちなみに、ショーウィンドウの左側に見えるのは、草間彌生さんによる水玉のコカ・コーラ自販機です。その名も『コカ・コーラ自動販売機による水玉強迫』。
水玉デザインの缶も最上段に並んでいて、「欲しい!」とみんな思うのですが、買えないんです。最上段はお金を入れてもボタンを押しても反応なし。通常の缶のコカ・コーラや爽健美茶やアクエリアスは普通に買えます。
マネキンが消失する『水玉強迫』、表紙では、うっかりするとCREAのロゴも水玉のなかに消失してしまいそうなので、色には悩みました。
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CREAというロゴの色をどうするかさんざん悩み、黄色や黒の案もありましたが、最終的には「やっぱり赤が可愛いよね!」と、赤に決定となったのでした。
今回、草間さんと松本市美術館さんには全面的に協力いただき、通常は撮影禁止の展示室内でも草間さんの作品とモデルとをたくさん撮らせていただいています(ありがとうございます!)。
「草間彌生アート×プレフォールコレクション」という10ページの企画、ぜひご覧ください。草間さんのアート、本当にカッコよく美しいです!
2014.06.30(月)
協力=草間エンタープライズ、松本市美術館、アルピコ交通
CREA 2014年7月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。