女性の「性の健康」を守る新ブランド「iroha Healthcare」が誕生

女性向けフェムケアブランド「iroha」から、新ブランド「iroha Healthcare(イロハ ヘルスケア)」が2025年3月18日に誕生。同日には、発売を記念したイベントが開催され、irohaのアンバサダーを務めるモデルの水原希子さん、芸人の友近さん、女性医療クリニックLUNAグループ理事長 関口由紀先生が登壇し、腟ケアと健康に関するトークセッションが行われた。

今回、iroha Healthcareから発売されたのは、女性の「性の健康」を守るためのアイテムで、骨盤底筋の筋力などをチェックできる「ケーゲルチェッカー」と「モイスト ケア ジェル」、腟マッサージ専用医療機器のシリコン製スティック「インナー マッサージ スティック」と「インナー マッサージ オイル」の4アイテム。
腟の健康って? 骨盤底筋はやっぱり鍛えたほうがいい?

トークセッションは、なぜ腟が健康であることが重要かというテーマからスタート。最初に、関口先生から「(腟の周辺にある)骨盤底筋は膀胱や子宮、直腸などを支える重要な役割を果たしているが、意識しないと衰える。デスクワーク、ストレス、加齢などで骨盤底筋は硬くなり、それが性交痛や尿もれなどのトラブルを引き起こす原因になり、また硬くなって血流が悪くなることで腟粘膜の潤い不足を感じたり、違和感を覚える人もいる」などのお話があった。


その中で水原さんと友近さんに大きなインパクトを与えたのが、骨盤底筋は妊娠・出産によって100%ダメージを受けるほか、生理によっても痛むし、40代以降になれば筋肉が硬くなり始め、50代以降はホルモンバランスの変化による影響を避けられないという事実。
「加齢による機能の低下を予防・改善するために、どんなケアをすればいい?」という水原さんからの質問に、「ダメージを受けた骨盤底筋は、ヒビの入ったお茶碗と同じだと考えてみましょう。優しく扱い、ケアをし続けてあげることで長く使い続けることができます」と関口先生。
骨盤底筋のケアとは、凝り固まった筋肉をマッサージして血流を促進し、トレーニングをして腟の筋力を維持・向上させることだそう。「加圧トレーニングをしているけど、腟を鍛えるという発想はなかった」という友近さんは、水原さんと一緒に関口先生のレクチャーを受けながら、壇上で椅子に座ったままできる骨盤底筋トレーニングに挑戦。
関口先生によると、まずは全身をリラックスさせることが大事。体の力は抜いたまま最初に肛門をキュッと締め、その後、尿道と腟をキュッと締めて引き上げるようにする。言葉で聞くと簡単そうだが、二人ともなかなか感覚がつかめずに苦戦していた。
「感覚さえつかめれば、誰にも気づかれず、家でも電車の移動中でもどこでも骨盤底筋トレーニングができる」と関口先生が言う通り、慣れてしまえば場所を選ばないので、トレーニングを習慣化して継続しやすいのは大きな魅力。その一方で、「本当にこのやり方で合っているの?」と不安になる人は少なくない。

そこで活躍するのが、irohaHealthcareの「ゲーゲルチェッカー」。こちらを腟に挿入し、リラックス時の数値と骨盤底筋を動かした時の数値を比較することで、骨盤底筋を正しく動かせているかがチェックできる。また、トレーニングを継続しながら定期的に数値をチェックすることで、トレーニングの効果も把握できるのでモチベーションを維持にも役立ちそうだ。
2025.04.08(火)
文=今富夕起
撮影=平松市聖