日本が誇る四季折々の魅力に迫る季節の絶景特集。まだ知られざる四季折々の表情を見せてくれる日本の風景に改めて魅了されたという人も多いはず。

 今回は、高知県が誇る春の絶景・風物詩をピックアップ。

 日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。これからの旅の参考にどうぞ!

» #01 北川村「モネの庭」マルモッタン
» #02 仁淀川のひょうたん桜
» #03 高知城花回廊
» #04 Tシャツアート展
» #05 木曜市
» #06 月光桜
» #07 高知県立牧野植物園
» #08 中越家のしだれ桜
» #09 こいのぼりの川渡し
» #10 入田ヤナギ林の菜の花

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆北川村「モネの庭」マルモッタン

 北川村「モネの庭」マルモッタンは、クロード・モネが愛したフランス・ジヴェルニーの庭園を再現した、アート好きにはたまらないスポット。園内には「水の庭」「花の庭」、そしてモネが旅した地中海沿岸をテーマとした「ボルディゲラの庭」の3つの庭があるほか、地元食材を使った創作料理が楽しめる「カフェ モネの家」や、焼きたてのパンが人気のカフェ「手づくり工房」のほか、ギャラリー、ショップ、シアターコーナーなど見どころが盛りだくさん。

 春は、花の庭に咲くチューリップやバラのアーチ、水の庭にある太鼓橋の藤棚などが見頃を迎え、絵画の世界観を見事に表現。地中海さながらの風景や画家のパレットのような光の差し込むきれいな色彩の風景をたっぷり満喫できます。

 2025年4月19日には開園25周年を迎える北川村の「モネの庭」。それを記念した特別企画として新チーフガーデナーに就任した町田結香さんと巡る季節のガイドツアーが、3月29日(土)、5月24日(土)、8月30日(土)、10月25日(土)に開催。さらには「カフェ モネの家」では記念メニューが登場。こちらもぜひ楽しんでみてください。

北川村「モネの庭」マルモッタン(きたがわむら モネのにわ マルモッタン)

所在地 高知県安芸郡北川村野友甲1100番地
https://www.kjmonet.jp/

◆仁淀川のひょうたん桜

 樹齢約500年、樹高21m、県の天然記念物にも指定されているエドヒガンの古木。エドヒガンはソメイヨシノよりひと足早く春の訪れを告げるサクラで、迫力のあるその姿から多くの人に愛されている。

 「ひょうたん桜」という名前は花の萼筒(がくとう)下部(基部)が球状に膨らみ、横から見るとひょうたんの形をしていることから、いつしか名付けられた。

 「ひょうたん桜」のある地区は元々「大藪」という字名だったが、この桜にちなんで昭和33年に「桜」と改称されたという。地元の住民に愛された桜の巨木を見に毎年多くの人が訪れている。

仁淀川のひょうたん桜(によどがわのひょうたんざくら)

所在地 高知県吾川郡仁淀川町桜994
https://niyodoblue.jp/spot/detail.php?id=126

2025.03.23(日)
文=CREA編集部