蠍座
10月24日~11月22日生まれ
新年が明けても、蠍座の運勢はまるで凪のように穏やかです。進んで活動の場に出ていくというより、深く内省することでさまざまな気づきがあるのが2025年前半です。
最近のあなたの考え方や行動はパターン化しています。無意識に傷つかない方法を身につけてしまい、破綻がない代わりに新しいものを生み出すパワーに欠けるようです。
6月10日になると幸運の木星が蠍座にも味方して、久々の発展期が訪れます。それまでの間に自分の弱点やダメな部分を真摯に見つめ、それを改善するように努めれば、幸運の波に乗ることができます。
2025年前半、趣味などで夢中になれる何かを持っている蠍座は強いでしょう。好きなものに徹底してハマれたら、停滞した運気に風穴があきます。
仕事で注目される可能性は低いとき。“役者になるより演出に回る”のが、職場におけるキーワードです。
手柄を立てたいなどと野心を燃やすと失敗の憂き目に遭うのがこの時期の定めです。できれば裏方役に徹して、表に立つ人をフォローしてあげましょう。
また4月後半から6月にかけては火星が天頂に居座り、仕事で無理難題を押しつけられるとの予測も。
その近辺は予定を詰め込み過ぎないほうが、自分の首を絞めないで済むでしょう。
また過去7年間、人とタッグを組んで何かを始めたり、公私共にパートナーシップを築くことへの恐れや不安をもたらしていた星が大きく動こうとしています。
心のうちをすべて見せることに抵抗を感じて、無邪気に距離を詰めてくる相手を警戒してしまう……。個性がぶつかり合うことで生まれる不思議な化学反応を、楽しむ心の余裕が持てなかった人もいるのでは。
その惑星が移動するのが7月7日以降なので、夏以降は人間関係にもよい変化が訪れそうです。
2025年後半は、幸運を司る木星が蠍座に恩恵を与えてくれます。それを期待して自身の心を旅し、ゆっくりと“自分育て”をしていきましょう。
2025.01.10(金)
文=岡本翔子
イラストレーション=INEMOUSE