関東在住者にとっては思い立ったらすぐ行ける、近場としての都心。そうではない方にとってはアミューズメントスポット満載の、旅先としての都心。目移りするような魅力的な施設の中から、親子連れにぴったりの鉄板的!? お出かけスポットBEST5をご紹介。GW最新情報とおすすめポイントについて、3歳男児の母であるライターが、体験談を含めて詳しくレポートします!

すみだ水族館

彩り鮮やかな魚が群れを成して泳ぐ「東京大水槽」。

「いきもの」を身近に感じる人気の2大水槽

 我が家の息子は、水族館のみならず、動物園へ行ってもペンギンの前からなかなか離れようとしない、ペンギン大好きっ子。だからこそ、「すみだ水族館」には一度行ってみたい、と常々思っていた。なぜなら、こちらの水族館、ペンギンとの距離がとても近いと評判だから。

 東京スカイツリータウンの5・6階部分にある「すみだ水族館」には、目玉となる水槽が2つある。1つは、世界自然遺産である小笠原諸島の海を再現した「東京大水槽」。2フロア分の高さがある巨大水槽には、シンボル的存在のシロワニというサメや、小笠原近海の彩り鮮やかな魚などが悠然と泳いでいる。

昼は自然光に近い照明で元気な姿を、夜は薄暗い照明で寝ている姿を。マゼランペンギンの生態を間近で見ることができる。

 そしてもう1つの目玉が、マゼランペンギンのいるプール型水槽だ。2階の吹き抜けから、アクリルを通さずに見下ろせるこちらの水槽は、屋内開放のペンギンプールとしては国内最大級とのこと。エサやりの時間ともなれば、大きな水槽がたちまち人の壁で埋め尽くされる。

 評判通り、ペンギンはアクリル一枚隔てただけですぐ目の前を泳いでいくし、開放されたスペースだからか、ペンギンとの距離がより近く感じられる。多少混雑していても、飼育員さんたちがフレンドリーだからか、殺伐とした雰囲気は皆無なのもうれしい。

 水槽の周囲の混雑がそれほどでもない時間帯であれば、水槽の前にある「ペンギンカフェ」で、休憩をしながらペンギンたちを眺めるのもおすすめだ。我が家の場合は、ペンギン水槽の前から離れようとしない息子の付き添いを父がして、ペンギンカフェで母のみが休憩する、というスタイルになってしまったが……。

 ちなみに、ペンギン水槽の裏側には、泳ぐオットセイを見上げられる「オットセイトンネル」がある。ペンギンに夢中になりすぎて、通るのをお忘れなきよう!

すぐ目の前を泳いでいく! マゼランペンギンの優雅な姿。

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2014.04.29(火)
文=今富夕起