◆西行庵の紅葉
吉野の奥に位置する西行庵は、「新古今和歌集」の代表的歌人の1人である西行が、武士の身分を捨て法師となり、3年間侘住まいをしたと伝わる小さな庵。
奥千本の静寂で神秘的な空間で、赤色や橙色に紅葉した木々に包まれる西行庵は、どこか哀愁を漂わせ、隠れ紅葉スポットとして人気です。
西行庵の紅葉(さいぎょうあんのこうよう)
所在地 奈良県吉野郡吉野町吉野山
https://yamatoji.nara-kankou.or.jp/03history/01historic_sites/04south_area/saigyoan-kokeshimizu/
◆明日香村の彼岸花
飛鳥時代の人々が活躍した痕跡が遺跡として多数点在するのが、明日香村です。現代につながる様々な制度や文化が始まった地でもあり、「日本の国のはじまりの地」として親しまれています。
お彼岸の頃になると村のあちらこちらで見られるのが、真っ赤に色づいた彼岸花。毎年、咲く場所や数に違いはあれど、主に古墳や寺院の周り、田んぼの畦などさまざまな場所で見られます。特につなぐ棚田遺産「稲渕棚田」周辺は、彼岸花と黄金色に染まる棚田の見ごたえのあるコントラストが評判です。
また、開花時期に合わせて「彼岸花祭り」も開催され、案山子コンテストなどのイベントも楽しめます。
見ごろの時期:9月中旬~下旬
明日香村の彼岸花(あすかむらのひがんばな)
所在地 奈良県高市郡明日香村稲渕地区
http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/023flower_spot/wlt5a4mien/jcae02z286/
2024.10.06(日)
文=CREA編集部