
みなさんは「枝豆」と聞いて、どこの都道府県を思い浮かべるでしょうか?
枝豆をすりつぶして作る「ずんだ餅」で有名な宮城県や、枝豆を「だだちゃ豆」と呼ぶことで知られる山形県を思い浮かべる人が多いかもしれません。
でも、じつは、枝豆の作付面積が全国1位の都道府県は、新潟県なんです。
そんな新潟の枝豆文化などをアピールする「新潟えだまめ盛フェス」が、7月14日 (日) 、渋谷の東京カルチャーカルチャーで開催されました。
◆どうして、「枝豆」といえば新潟県?

会場に入るや、ゆでた枝豆の香りと熱気がむんむん!
入口近くに置かれたザルの上には、あふれんばかりの枝豆が盛られていました。

前述のとおり、新潟県の枝豆の作付面積は全国1位。ですが、出荷量は全国7位。
それはなぜかというと、「あまりのおいしさに、県内で消費されてしまうから!」だと言われています。

新潟の食卓では、ゆでたての枝豆をザルや器に山盛りに盛って、みんなで囲んで頬張るのが 一般的。去年8月、新潟県は、ザル盛りや山盛りの枝豆を「新潟えだまめ盛」と命名しました。新潟独自の枝豆文化・枝豆愛を全国に広めようと、県内の飲食店はもちろん、首都圏でも提供を始めています。このイベントもその一環です。

事前に2,000円のチケットを購入した早食い選手権の参加者(フェスのみの参加者は2,500円) は、「おつな姫」「味風香」「陽恵」「新潟系14号」といった新潟産の枝豆4品種の「えだまめ盛」が自由に食べ比べできるほか、にいがた和牛、栃尾油揚げ、サーモンの塩辛、鮭の生ハム、笹団子、ぽっぽ焼き、そして新潟米などの新潟グルメと、33種類の地酒が食べ飲み放題という、大盤振る舞い。

新潟の食の魅力を、たっぷり堪能できるイベントとなっていました。
2024.07.19(金)
文=CREA編集部
写真=山元茂樹