#304 Mizu-Shima
水島(福井県)
![敦賀の色浜沖に浮かぶ水島。夏限定で上陸できます。写真/敦賀観光協会](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/7/670wm/img_f751b7e0f3388a5d32b4032a3fc0afae5634347.jpg)
今年3月、北陸新幹線が延伸され、東京からは最速で3時間8分、俄然行きやすくなった福井県・敦賀。
![越前国の一之宮、氣比神宮。敦賀駅から徒歩16分。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/c/670wm/img_4c5cde8aa60e7ce3b1badcb5efe4fde1279932.jpg)
今回ご紹介する水島は、敦賀の沖に浮かぶ無人島です。ごくごく浅瀬に2つの小さな島と、それらを結ぶ砂州が浮かんでいます。モルディブのどこかの環礁にぽつんと浮かんでいそうな風景です。
そう思わせるのは、砂の白さと海の色のみならず、きっと人工物が目に入らないからでしょう。
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水島には浜茶屋(海の家)などはありません。ビーチベッドや日陰を作るパラソルも置いていません。人工物といえば、木々の間のトイレだけ(それもプリミティブなスタイル!?)。
![この日は少し緑がかっているといわれたけれど、十分な透明度。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/d/670wm/img_cdcf67cd61f0ceec851f0e1099a805ac218615.jpg)
水島を管理している色浜地区の区長の古川さんに話をうかがいました。
「地元(色浜と浦底)の人々にとって、水島は宝物。訪れる人々にも、島そのものの美しい姿を見てもらいたいから。店をやれば儲かるのはわかるけれど、それよりも景観を優先させたわけです。」
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おかげで訪れた人は、とっておきの無人島気分を味わえるのです。
2024.07.13(土)
文・撮影=古関千恵子