2024年7月6日(土)7:57に、月は新月となります。

 約29.5日かけて天の12星座をゆっくりと巡る月は、蟹座に入座しています。

 この時期に、どんな風に過ごすのがよいか、西洋占星術研究家の岡本翔子先生がアドバイスしてくれます。

“安定”を願いごとに

 蟹座の新月は、たいてい梅雨明けが待ち遠しい季節になります。

 この日は、理性より感情が主導権を握ります。そもそも蟹座の支配性は月なので、月本来の機能を発揮しやすいのでしょう。

 感受性がいつも以上に敏感になり、デリケートな心を安心させてくれる人や場所を求める気持ちが強まります。

 この新月はあなたの中にある“母性”を自覚させてもくれます。

 愛するものを守り育てる力や、彼らに対する無条件の愛を発揮することができる日です。

 また蟹座の新月には、生活全般を見直し、あなたにとって居心地のよい家や人間関係を築く力があります。

 “経済的に安定する”を願いごとに掲げるのもよいでしょう。

 この新月のもとでは、想像力が磨かれて物語を創る才能にも恵まれます。

 この日は新月に対して魚座の土星がトライン(120度)、牡牛座の火星がセクスタイル(60度)を形成。

 責任感や自制心、そして行動力が授かります。この新月は特に蟹座を幸運に導き、次いで蠍座、魚座にもチャンスを与えてくれるでしょう。

〈『ムーンカレンダー』(リボンシップ)より〉

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岡本翔子 (おかもと しょうこ)

占星術家。ロンドンにある英国占星術協会で心理学をベースにした占星術を学ぶ。CREAでは創刊号から星占いを担当。月に関する著作・翻訳も多く、月の満ち欠けを記した手帳『MOONBOOK』は、17年続くロングセラーに。モロッコへの造詣が深く、砂漠で月や星を眺めるのがライフワーク。月と美容、ボディケア、料理などを絡めた記事も好評を博している。
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