実は、猫を飼う人の4人に1人が猫アレルギーなのだそう。

 猫飼いでありながら、猫アレルギーに悩んでいるスタイリストの村山佳世子さんと、編集・ライターの船橋麻貴さん。そんなふたりが最近、愛猫に食べさせ始めたのが、猫アレルゲンを減らすキャットフード「ピュリナ プロプラン リブクリア 成猫用 サーモン」。

 猫アレルギーの原因物質を減らせるのはなぜ? 安全面や嗜好性は大丈夫? そんな素朴な疑問を、ネスレ日本のアカデミックコンサルタントマネージャーで獣医師の中塚一将さんに投げかけます。


実は、猫を飼う人の4人に1人が猫アレルギー

船橋 そもそも私があれ? って思ったのは、猫を迎えて3カ月ほど経ったころ。肌の違和感があって専門家に相談したら、猫アレルギーがわかったんです。村山さんは?

村山 私は実家で猫を飼っていたんですが、そのころから常に体調がすっきりしなくて。当時は猫アレルギーとは思わず、判明したのはひとり暮らしを始めてから。そうわかっていながら、小さな命を救いたいと7年前に保護猫を迎えました。私のほうででできることを考えればいいやって。

中塚 実は猫アレルギーに苦しんでいるのは、猫を飼っている人の約4人に1人。結構多いんですよ。その原因は、猫が唾液中に生成するFeld1という物質。これが毛やふけに付着し、空気中に飛散することで、猫アレルギーが出てしまうんです。

船橋 まさに病院の先生には、空気清浄機を置いたり、寝室を分けたりして、猫と距離を取るように助言されました。だけど、そんなの無理! 

村山 そうそう! 愛猫とは仲良く暮らしたいですよね。

船橋 それで友人に教えてもらったのが「リブクリア」でした。でも、どうして猫アレルゲンを減らせるんですか?

中塚 10年以上の研究の末、私たちがたどり着いたのは、卵から採取された特殊なタンパク質でした。猫がこれを食べることで、唾液中のFeld1と結びついて中和。3週間食べ続けると、毛やふけに付着したFeld1が平均47%減少するという結果も出ているんです。

嗜好性も栄養価も高いキャットフード

船橋 それはすごい! うちは1カ月くらい前から食べてもらってますが、食いつきがすごくいい。「リブクリア」を出したら、ダッシュで駆け寄ってきます(笑)。

村山 うちも。食べさせ始めたばかりですが、普段は食にうるさいのに、ペロリと完食してました。

中塚 「リブクリア」は嗜好性にもこだわっていて、長年の研究データを基につくっています。原材料は動物性や自然由来のものが多い。その風味や鮮度を担保しながら製造するので、おふたりの猫ちゃんにもおいしく食べてもらえているんだと思います。猫のエネルギー源となるタンパク質を成分に多く含んでいるのもポイントですね。タンパク質は猫の健康維持にも必要不可欠。栄養学を追求する獣医師としても、いい栄養素が含有されている自信があります。

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2024.06.07(金)
文=船橋麻貴
写真=清水奈緒
モデル=プリン(エムドックス)

CREA 2024年夏号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

猫のいる毎日は。

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人生に大切なことを猫は全部知っています。過去や未来ではなく、いまを生きること。必要なときに食べ、好きなときに眠ること。人に気を使いすぎないこと――。そう、猫は最高! それにしても、私たちはなぜこんなにも、この不思議な生き物に魅了されてしまうのでしょうか。1998年に日本の女性誌ではじめて「猫」を特集し、パイオニアだったCREAが、終わらない猫ブームが続くいま、12年ぶりに、猫と人との幸せな関係を紐解きます。