この記事の連載

●鼻呼吸を習慣化するには?

 つまり鼻呼吸にすると、体にも美容にもいいことばかりなのですが、今現在できていない場合はすぐに切り替えるのが難しいですよね。なぜかというと、体が口呼吸に適して出来あがっているからです。

 そこで、鼻呼吸に切り替えるためにオススメの方法をご紹介します。

 ひとつめは、「意識すること」です。気づいた時に、「鼻呼吸をしているか」を意識してみるのです。

 まずはこれが、第一歩。

 とはいえ口呼吸歴が長いと、意識しても体がすぐに口呼吸に戻してしまうでしょう。そこで、前回もお伝えした「ヨガの呼吸法」のように指で片鼻ずつふさいで呼吸するエクササイズを生活に取り入れると、鼻呼吸に移行しやすいです。

 私の場合は、朝起きた時にまずは数回、ヨガの呼吸エクササイズを行い、歩いている時や、電車の中でも行います。初めて実践した日は、1日中「指補助」を行いました。私の場合は、鼻が狭めかつ鼻がつまりやすいので、「開通」させる必要があったのです。おかげでその翌日からは呼吸が楽になっただけでなく、目の下のクマも減ってきたので、このあともさらに効果が出てくるはずだと期待しています。

 オススメは、もう一つあります。

 それはボイトレのエクササイズです。

 「下あごの位置を下げないようにして声を出す」方法を取り入れると、自然と鼻呼吸になりやすいです。

 これは、以前、ボイストレーナーの鳥山真翔(まなと)先生に教わった方法なのですが、下あごを下げないで声を出すのは、鼻腔で声を振動させる「鼻腔共鳴」を行えるようにするためのエクササイズです。

 「鼻腔共鳴」について、詳しくは上記リンクの過去の記事で確認してほしいのですが、この方法で下あごを下げないようにして声を出すと、口を開く時、上に展開するしかなくなり、自然と顔の筋肉を使えるようになります。これが、「ボイトレで美顔になる」エッセンスです。

 今回さらに、このエクササイズが鼻呼吸を身につけるにも有効だとわかりました。

 下あごを下げないように話をしている時に、口で息を吸おうとすると、口を上に展開することになり、いちいち疲れるので体が自然と鼻を使うようになります。そのため、スムーズに鼻呼吸ができるようになるのです(試してみて!)

 ボイトレのこのエクササイズは、指を1本下あごに添えるだけでもできます。

 つまり、美顔ボイトレのエクササイズも、先のヨガの呼吸法も、指1本で簡単にできるのです。手軽です!

 それでいて、鼻呼吸のエクササイズになっているという素晴らしさ! 簡単でとても気軽にできるので、皆さまも気がついた時にぜひやってみてくださいませ。

●鳥山真翔(まなと)先生

ボイストレーナー。独自で生み出した表情筋と発声の深い関係を説く『美顔ボイトレ』が好評。
https://www.toriyamamanato.com/
Instagram:@toriyamamanato

にらさわあきこ

文筆家、美容研究家。NHKディレクターを経て、文筆業に。恋愛や結婚、美容について取材・執筆を続ける中、2019年から美容活動を強化。簡単&ラクに綺麗になるための情報をブログやインスタ、雑誌ウェブなどで発信中。著書に『未婚当然時代』(ポプラ新書)。『婚活難民』(光文社)『必ず結婚できる45のルール』(マガジンハウス)など。
インスタ:@akiko_nirasawa_beauty、ブログ:『美活☆365日 簡単&ラク~に綺麗になろう!』

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Column

にらさわあきこの日々是実践美容道

 新人美容研究家のにらさわあきこが取り組む美容道。アラフォー超えて、本格的に真剣に取り組むことになった「美容体験」や「美容習慣」の考察記。

2023.11.05(日)
文=にらさわあきこ
資料提供=鳥山真翔先生