「somushi ohara」の庭にそびえるイチョウの大樹。気候のいい時季はぜひ木陰のテーブルへ。赤紫蘇生姜茶 900円など滋味深い薬膳ドリンクも充実。
市内から北東へ車を走らせること、およそ30分。山の懐にゆったりと田園が広がる、のどかな風景に迎えられます。
ここは三千院などの古刹でも知られる京の奥座敷・大原。独特の自然環境が、みずみずしく生命力に富んだ作物を育んでいます。
澄んだ空気とともに土地の恵みを満喫する週末を。
◆somushi ohara
したたる緑を感じながら健やかな畑の旬を味わって
「somushi ohara」もとお土産店だった建物をフルリノベーション。
「somushi ohara」ナチュラルな木の風合いに心休まる店内。大きな窓に切り取られた緑が美しい。
韓国出身の山口娟卿さんが手がけるカフェ。
自家菜園や朝市の旬野菜をたっぷり盛り込んだビビンパをはじめ、韓式の伝統茶やお茶うけなど、滋養豊かでやさしい味わいのメニューが揃う。
「somushi ohara」somushi精進ビビンパ 2,000円。大原の特別栽培米のご飯の上に生野菜やナムル、名店「半升」のお揚げが彩りよく。梅エキス入り自家製コチュジャンだれをお好みで。野菜の前菜、野菜出汁のスープ付きで大満足の食べごたえ。ほかに牛肉や目玉焼き入りのビビンパも用意。
「somushi ohara」高野川のせせらぎを間近に感じるテラス席も人気。趣のある陶箱は淡路島「樂久登窯」に特注。
緑に包まれるようなロケーションも心地よく、時間を忘れて過ごしたくなる。
「somushi ohara」朝靄が幻想的。
somushi ohara
所在地 京都市左京区大原来迎院町118
電話番号 075-205-1361
営業時間 10:00~16:00
定休日 月~水曜
Instagram @somushi_ohara
- date
- staff
- 文=本庄 彩
写真=橋本 篤
CREA 2023年秋号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。
この記事の掲載号

CREA
2023年秋号
永久保存版 偏愛の京都
定価950円
『CREA』でいよいよリアルな国内旅の真打「京都」登場。グルメ、アート、カルチャーなどを偏愛目線でお届けします!