暑い夏が過ぎ、秋風が心地いい季節。旅をしたい気持ちが高まってきました。

 紅葉や秋祭り、収穫のよろこびなど、日本にはたくさんの美しい秋の絶景・風物詩があります。自粛中に、そんな日本の魅力に気付いた人も多いかもしれません。

 「いつか」ではなく、今度の旅行の参考に。私たちを待っている秋ならではの豊かな景色をお楽しみください!

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆但馬安國禅寺

 「但馬安國禅寺」は、京都府との県境近くに佇む古刹。紅葉の名所として有名で、晩秋になると裏庭のドウダンツツジが鮮やかな色に染め上げられる。

 樹齢100年以上にもなるドウダンツツジが枝葉を大きく広げた姿は圧巻。本堂の座敷から眺めると、まるで額縁に入った絵画のような美しさだ。

 通常、本堂の拝観は行っていないが、紅葉の見ごろの時期は一般公開される。

見ごろの時期:11月上旬

但馬安國禅寺(たじまあんこくぜんじ)

所在地 兵庫県豊岡市但東町相田327
https://www.hyogo-tourism.jp/spot/result/761

◆魚の棚商店街

 「魚の棚商店街」は、漁業が盛んな明石で400年以上の歴史を持つ商店街。地元では「うおんたな」の呼び名で親しまれる、明石の食の台所だ。

 全長350メートルのアーケードには約100軒もの店が軒を連ね、明石特産の鯛やタコなどを扱う海産物店のほか、練り物店や乾物店、地元名物「明石焼」の店も多数立ち並ぶ。連日地元住民や観光客で賑わう、活気あふれる商店街だ。

 年末のかき入れどきに合わせて大漁旗を掲出するのが恒例となっており、縁起物などが描かれた鮮やかな旗がアーケードに吊るされると、商店街がさらに華やかな雰囲気に包まれる。

大漁旗の掲出:例年11月下旬

魚の棚商店街(うおのたなしょうてんがい)

所在地 兵庫県明石市本町
https://www.hyogo-tourism.jp/spot/result/300

2023.10.05(木)
文=佐藤由樹
協力=兵庫県公式観光サイト「HYOGO!ナビ」