「これ、すごく好き」と思えるモノは、自分らしさの種となり、あなたという人の輪郭を描いてくれるものになる。ジュエリー・ディレクター伊藤美佐季さんおすすめのアイテムを紹介します。
TASAKI
ピアス「デインジャー ファング」

「今、買っておくといいジュエリーって何ですか?」―職業柄、こんな質問をよく頂きます。似合うジュエリーは、年齢や好みの服装、職業、予算等によって異なるので一概に「これ」と言うのは難しいのですが、最近、どんな女性にも似合いそうなアイテムとしておすすめしているのが、TASAKIのピアス「デインジャー ファング」。
一粒パールに小さなファング(牙)があしらわれたこのピアスは、ひと目で「これは未来のマスターピースになりえるアイテムだな」と確信したほど、完成度の高いデザイン。そもそも、一粒パールのピアスは、誰もが最初に揃えるベーシックなジュエリーのひとつ。冠婚葬祭からカジュアルまで、どんなスタイルにも映えるエターナルなアイテムです。
その一粒パールから、ビターなファングが突き出していることで、コンサバティブなパールが一気にモードな佇まいになるのが、何とも粋。パールの持つ品の良さや清潔感がありつつ、「強さ」が加わることで、身に着ける女性の「人感」が変わり、パールに意志が宿るような気がします。
例えば、プレーンな白シャツにベーシックな一粒パールのピアスをするのか、この「デインジャー ファング」のピアスをするのかで、その人の「人となり」のイメージが違ってくるというと、想像しやすいでしょうか? ファングのサイズも控えめなので、エッジィになり過ぎず、誰にでも映えるデザインだと思います。
ファング部分はYG・WG・ダイヤモンドと3種類ありますが、素材で印象が変わるのも、このピアスのユニークなところ。地金だとシャープ、ダイヤモンドだとよりエレガントなイメージに。私自身はWGのファングが好みです。
耳元に小さな光があると、一気に表情が華やいで見えます。お気に入りのピアスをしていると、鏡を見るたび、ちょっと気持ちが上がるのもいいですよね。一粒パールピアスの次に揃える「ネクスト・ベーシック」となる、デイリースタイルをブラッシュアップしてくれるジュエリーとして、是非チェックしてみて下さい。
TASAKI
フリーダイヤル 0120-111-446
https://www.tasaki.co.jp/
伊藤美佐季(いとう みさき)
ジュエリーディレクター、スタイリスト。フィレンツェに遊学、帰国後スタイリストに。つける人の個性を生かしたスタイリングは、女性誌のほか多くの女優からも支持が厚い。近著に『そろそろ、ジュエリーが欲しいと思ったら』(ダイヤモンド社)
Instagram @jewelryconcierge_m
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Column
伊藤美佐季のSource of yourself
ジュエリーディレクターの伊藤美佐季さんが指南する、大人のためのジュエリーの選び方と、つけ方のエッセンスを連載でお届けします。
2023.09.26(火)
Edit & Text=Miwako Yuzawa
Styling=Misaki Ito
Photograph=Masashi Ikuta(hannah management)
CREA 2023年秋号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。