休眠から目覚めた木や草が花を咲かせ、景色を鮮やかに染め上げる春がやってきました。
四季があり、自然の移ろいを感じられる日本。各エリアの観光の達人が選ぶ、その地に息づく春色の景色をお楽しみください。
「いつか行きたい! 『日本にしかない風景』再発見」2023年、今回は、兵庫県公式観光サイト「HYOGO!ナビ」が選ぶ、春の風景をご紹介します。
◆淡路夢舞台
淡路島北端に位置する淡路夢舞台は、土砂の採掘跡地に創られた広大なリゾート施設。建築物は動植物と人間が共生できる空間をイメージしており、施設内では季節・天候・時間によって変化する自然景観が楽しめる。
「建築家・安藤忠雄氏のグランドデザインによる施設群と自然が一体となって、壮大なランドスケープを創り出しています。
敷地内には、山の斜面に沿って階段状に100個の花壇が並ぶ『百段苑』、日本最大級の温室『あわじグリーン館』、季節の花や緑が一年中楽しめる『淡路島国営明石海峡公園』などがあります。
自然と溶け込みながらも存在感を示す、安藤建築を堪能することができます」(兵庫県公式観光サイト「HYOGO!ナビ」)
淡路夢舞台(あわじゆめぶたい)
所在地 兵庫県淡路市夢舞台2番地
https://www.hyogo-tourism.jp/spot/result/909?a-6=6&c-5=5&q=
◆白毫寺の九尺藤
丹波市にある慶雲2年(705)に開基された天台宗の古刹、白毫寺。
本尊はインドから伝えられたという薬師瑠璃光如来で、眉間の白毫から神々しく瑞光を放っていたことから、「白毫寺」(びゃくごうじ)と名付けられたのだそう。
「境内では四季折々の花が楽しめますが、4月の桜そして、5月の九尺藤はシャワーのように垂れ下がって人々を魅了します」 (兵庫県公式観光サイト「HYOGO!ナビ」)
白毫寺の九尺藤(びゃくごうじのきゅうしゃくふじ)
2023.03.20(月)
文=CREA編集部