2023年2月10日(金)、MHL.のSS23シーズンから、日本を代表する伝統的な素材「和紙」を用いた新しいコレクションが登場します。

 清涼感を持ちながら、軽い和紙は春夏にぴったりの素材。サステナブルでありながら存在感のあるアイテムをご紹介。

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新素材「WA-SHI COTTON」は環境負荷の少ないサステナブル素材

 MHL.が提案する新素材「WA-SHI COTTON」は、マニラ麻を原料とする素材です。肥料を必要とせず水だけで生育し、二酸化炭素の吸収に優れているマニラ麻は生活循環型の資源。生分解性有し、焼却しても有害な物質が発生しないその性質から、環境負荷の少ないサステナブル素材として認められています。

 実は和紙からつくる糸は古来日本でも「抄繊糸(しょうせんし)」と呼ばれ活用されていました。

 和紙を生地にするためには、まず糸を作る必要があります。シート状の紙をスリットという細いテープ状にカットし、紙縒りにします。それをさらに引き伸ばしながら撚糸していくと、綿糸のような和紙の糸が完成します。

 MHL.では和紙の特性を活かしながら、コットンと織り交ぜていくことで、キャラクターのある表情と着心地の良さを実現する素材「WA-SHI COTTON」に辿りつきました。

 WA-SHI COTTONを用いたコレクションでは、軽い着心地のブルゾン、清涼感のあるシャツ、吸水・速乾を体感できるTシャツとソックスと、和紙ならではの魅力を存分に感じられるアイテムの数々が登場します。

 チョークやカーボン、バーントシエナといった、ニュアンスのある色味も特徴で、製品染めで仕上げることで、風合いが増し存在感のあるアイテムになっています。

 新コレクションは、マーガレット・ハウエル直営店、公式オンラインストアにて展開される予定。この春、サステナブルな新素材を用いたアイテムで気持ちのいい新生活をスタートしてみては。

マーガレット・ハウエル

https://www.margarethowell.jp/

2023.02.05(日)
文=CREA編集部