世界の有名シェフを魅了する絶品包丁に出合う

 続いて訪ねたのが、越前和紙エリアである今立地区。

 ちなみにRENEW開催期間中は、お得な「RENEWタクシーチケット」が用意され、見学者の移動をサポート。コミュニティバスやレンタサイクルも利用可能で、クルマを運転しない人も産地めぐりを楽しめます。

 今でも多彩な和紙を生産していて、その生産量は日本一。近年は、インテリアとして海外でも越前和紙が注目を集め、さまざまなオーダーメイドにも対応しています。

 紙の神様を祀る岡太神社・大瀧神社へお参りを済ませてから、RENEWに参加する19の工房・施設のひとつ「やなせ和紙」へ。

 襖紙のほか、和紙を用いたさまざまな雑貨の製作も手がけていて、最近では壁紙などのオーダーも増えているそう。2022年夏、永平寺町に開業した話題の複合施設「ESHIKOTO」の壁紙もこちらの工房の作品です。

 さらに、越前和紙の今立地区からタクシーで15分ほどの武生 (たけふ) 地区も訪ねてみました。ここでは、古くから越前打刃物の技が受け継がれ、究極の切れ味を探求して進化を続ける産地です。

 その見た目の美しさもさることながら、芸術的な切れ味と称賛されている越前打刃物。ひとつひとつに職人技が結晶し、その素晴らしさに世界のカリスマシェフたちが驚嘆。現在では、各国の有名レストランの厨房でも使われている逸品です。

 「タケフナイフビレッジ」は、越前打刃物の工房13社が共同で運営する複合施設。約40人の職人さんが所属し、その製作風景を見学することもできます。

 ショップでは、各工房が手がける包丁などの購入も可能です。

 福井のすごい伝統工芸の世界観をたっぷり体感できる「RENEW」。地域の魅力にもふれることができて、旅行気分をしっかり満喫できるのも大きな魅力です。

 なお、2023年も秋に開催予定とのこと。クラフト好きはもちろん、旅行好きも必訪のイベントなのです。

今度の福井旅では、ここも必訪!

福井のすごいモノづくりといえば、工芸品だけではありません。おいしいもの好きなら見逃せないのが、酒づくり。このたび永平寺町には、老舗酒蔵「黒龍」がプロデュースする日本酒の新たな世界観に出合える複合施設「ESHIKOTO」が誕生しました。

注目のスパークリング日本酒や、幻の “黄金梅” を使った梅酒など、ここでしか手に入らない限定酒を購入できるほか、レストランで味わうこともできます。


RENEW

https://renew-fukui.com/

漆琳堂

https://shitsurindo.com/

土直漆器

https://www.tsuchinao.com/

Hacoa

https://www.hacoa.net/

ろくろ舎

http://rokurosha.jp/

うるしの里会館/喫茶椀椀

https://www.echizen.or.jp/

やなせ和紙

https://washicco.jp/

タケフナイフビレッジ

https://www.takefu-knifevillage.jp/

ESHIKOTO

https://eshikoto.com/

2022.11.14(月)
文=矢野詔次郎
写真=上田順子