部屋に占めるスペースが大きく、置く場所も限定されがちなテレビと、理想の部屋づくりを天秤にかけたとき、これまではテレビを置かないという選択をしてきた、インテリアスタイリストの窪川勝哉さんとインテリアトータルプロデューサーのMAKOさん。

 このインテリアのプロたちが「これなら、自分の部屋にも取り入れたい」と手放しで絶賛したのが、パナソニックの「ウォールフィットテレビ」。

 テレビ中心の暮らしではなく、暮らしを中心としたテレビとの新しい付き合い方を提案する「くらしスタイルセミナー」に集まったCREAアンバサダーの皆さんとともに、会場に再現された窪川さんとMAKOさんの部屋などを拝見しながら、インテリアのコツを伝授してもらった。

「壁掛けテレビ」を活用して、すっきり&お洒落なリビングを作るコツ

【point 01】テレビをウォールファニチャーとしてとらえる

 窪川勝哉さんがコーディネートしたリビング。絵画や写真などのアート作品と同じ感覚で「ウォールフィットテレビ」が壁に掛けられているのが印象的だ。

「このテレビは横から見たときの、壁から画面までの距離が約3.5センチしかなく、(アート作品の)額縁とほぼ変わらないほど薄いんです。無駄な装飾も一切ないので、違和感なくアート作品と並べて飾ることができますし、部屋のどの位置から見ても美しさが損なわれることがありません」(窪川さん)

 テレビをアート作品や壁掛け時計などのウォールファニチャーの一つとしてとらえ、植物などと合わせて壁一面をデザインすれば、「テレビのある空間」がぐっとお洒落に。

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能見黎子さん(写真左)
「テレビの見た目がここまですっきりしているのに驚きました。壁掛けにすることで空間が広がり、大きなソファでも圧迫感を感じません」

河合萌花さん(写真右)
「猫を飼いはじめてからテレビ台のほこりがすごく気になるのですが、壁掛けなら掃除もラクですし、猫が遊ぶ床のスペースも広がりますね」

【point 02】「テレビはソファの前」という先入観をなくす

 こちらは、日常で実際に使っている家具などを丸ごと会場に移して再現した、窪川さんの自宅リビング。

「自分好みのヴィンテージ系の家具を置くと床は飽和状態で、現実問題としてテレビ台を置くスペースがないんです。でも、ようやく納得できる壁掛けテレビが登場して、ヴィンテージやコバルトブルーのカーペットなど、攻めたインテリアにも馴染むことも証明されたので、ぜひ自分の部屋にも取り入れたいです。

 一般的なレイアウトだと、ソファの前にテレビを置きたくなると思いますが、僕の部屋ではサファリチェアを移動させ、そこがテレビを見るときの特等席になります」(窪川さん)

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廣松叶子さん(写真左)
「生活感のないお洒落な部屋にも当たり前のようにテレビが溶け込んでいて、お部屋の壁にアート作品をひとつプラスしたように見えます」

茂木雅世さん(写真右)
「低めのソファとテーブルが、すごく好み。2歳の娘がいて、テレビ台は危ないと常々感じていたし、壁掛けだと空間を広く使えていいですね」

【point 03】細部のディテールを揃えて部屋に統一感を!

 こちらは、MAKOさん愛用の家具を運び込んで再現されたご自宅のリビング。

「部屋の広さは限られていて、ゆったりと寛げる大きめのソファを置くとテレビボードのスペースがなくなり、これまでテレビを置くことを諦めていました。

 でも、こちらのウォールフィットテレビは、部屋の余白はそのままに、家電ではなくオブジェのように部屋のインテリアの一部として取り入れることができるので、ようやく、テレビのある生活を楽しめそうです。

 画面を縁取る細いフレームだけのミニマムなデザインなので、すでに部屋にある椅子の脚やフロアライトの細い線とも親和性が高く、まるで最初からそこにあったかのように馴染んでくれます」(MAKOさん)

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茂木雅世さん(写真左)
「色でスペースを区切っているのが参考になりました。テレビのあるほうは温もりを感じるトーンでまとまっていてリラックスできそうです」

河合理恵さん(写真右)
「一瞬、チューナーがどこにあるかわからないほど部屋に馴染んでいて、配線でごちゃごちゃしないのがとてもいいですね」

スタイリングに使用したテレビは「ウォールフィットテレビ」

 これまでの壁掛けテレビは、設置の際に壁の補強など、大掛かりな工事を必要としたり、せっかく取り付けても壁から10センチ近くも飛び出してしまい、見た目的にちょっと……、という声も少なくなかった。しかし、「ウォールフィットテレビ」は、これらの不満を見事に解消!

 従来から壁にかかる重量※を約4割ほど軽減したことにより、石膏ボードの壁なら付属の専用金具を細いピンで取り付けるだけ。大人が2人いれば取り付けられる手軽さで、模様替えの際にテレビを移動させることももちろんできる。

 壁から画面までの距離は、わずか3.5センチほど。画面振動スピーカーを採用し、背面のスピーカーボックスをなくしたことでフラットな造形が可能となり、インテリア性の高い見た目を可能にした。

※TH-55JZ1000を壁掛け金具 TY-WK5L4Rで掛けた時との比較

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2022.11.15(火)
文=今富夕起
写真=平松市聖