ミリタリーグレードの強さを持ちながら、薄く軽く、スタイリッシュ。ハイスペックな機能と使いやすさを兼ね備え、しかも長時間駆動が可能。PCユーザーが求めるさまざまな条件を満たし、新たに登場したレノボのノートパソコン、<Yoga Slim 770i Carbon>を、芥川賞作家・高瀬隼子さんが体験。


毎日持ち運ぶものだから、薄型・軽量のPCがうれしい

「芥川賞という大きな賞をいただいたことで、私の作品を読んでくださる方がとても増えたように思いますので、すごくありがたいですね。とてもうれしく思っています」

 そう語るのは、 今年7月、『おいしいごはんが食べられますように』で第167回芥川賞を受賞した高瀬隼子さん。「食」という至極普通の場面を通して同じ職場の男女3人の日々を描いた受賞作は、「不穏」「心がざわつく」「スリリング」といった感想が飛び交い、話題となった。

「読者の方からは『怖かった』って言われることが多かったですね。それと、『ご飯が面倒くさいっていうの、分かる』という感想も意外なくらい多くいただいて。そうか、みんな何か大変なんだなって、改めて感じました」

 作中では、主人公二谷に後輩が放つ「わたしと一緒に、芦川さんにいじわるしませんか」という言葉が印象に残ったが、穏やかな笑顔で話す高瀬さんは“意地悪”とはかけ離れた佇まい。そんな一面が、もしやどこかに隠れている?

「仲の良い友だちからは、『ちょっと分かる』って言われます(笑)。ふだんは何か引っかかることがあってもニコニコ迎合してしまうタイプなので、私に代わって登場人物に意地悪をしてもらっているのかもしれませんね」

 高瀬さんといえば、会社員としてフルタイムの勤務を続けながら小説を書いていることでも話題となった。芥川賞受賞後の多忙な毎日の中で、どのように執筆しているのだろうか?

「新型コロナウイルスの感染状況にもよるのですが、家より外の方が集中できるタイプなので、仕事帰りにカフェや図書館で書くことが多いですね。運動不足解消も兼ね、電車ひと駅ぶんをてくてく歩いて、その30分ほどの間に頭を整理して職場モードから作品モードに切り替えます」

 そのため、通勤にはいつもリュックに愛用のノートパソコンを入れて持ち運んでいると高瀬さん。

「PCとメモ用のノート、お財布にお茶、それから読みかけの本も入れて背負っているので、ちょっと重くなっちゃうんですよね。だから、ノートパソコンはできるだけスリムで軽量なタイプが理想です」

 そんな高瀬さんが今回使ってみたのが、レノボの<Yoga Carbon>。トップカバーにカーボンファイバー素材を採用し、1kgにも満たないほど軽量ながら、米国国防総省の定めるミリタリーグレードの厳しい耐久テストをクリアした高い堅牢性を持つ13.3型ウルトラスリムノートパソコンだ。

「これぐらい薄くて軽いと、リュックに入れて30分歩いても疲れないし、コンパクトなのでカフェの狭いスペースでも隣を気遣う必要がありませんよね。ボディもスタイリッシュだし、真っ白なのに指紋が付きにくくて汚れが簡単に拭き取れるのもうれしいです」

 <Yoga Carbon>はIRカメラによる顔認証システムを備えているため、パスワード入力なしでも素早くログインが可能。また、バッテリー駆動時間が最大約15時間と長く、15分ほどの充電で約2時間使用できる急速充電対応であることも大きな魅力。

「パッと開ければすぐに起動し、どこでも長時間使えるというのは、とても頼もしいです。それに、『よし、今日は書くぞ!』という日は充電器もしっかりリュックに入れて出かけるのですが、充電器って意外に大きくて重いんですよね。<Yoga Carbon>は充電器もコンパクトで持ち運びしやすいので助かります」

 コロナの感染が拡大している時は、カフェではなく自宅で書くようにしているという高瀬さんだが、実は家の中でもノートパソコンを持って場所を移動することがしばしばだそう。

「とくに執筆用の机があるわけではないので、晩ごはんの後にリビングのテーブルを拭いて書き始めるんですけど、疲れたら次は隣の部屋に移って、積んである箱の上にパソコンを置いて立ったまま書いたりしています(笑)。だから、家でもやっぱり、この<Yoga Carbon>のように持ち運びしやすいパソコンだと助かりますね」

2022.09.26(月)
文=張替裕子(giraffe)
写真=平松市聖
スタイリスト=河合真奈