Q3. 行ってみたい日本の世界遺産を教えて
Q2.の結果とは対照的に、トップ4を全4カ所の自然遺産「屋久島」「小笠原諸島」「知床」「白神山地」が独占するという結果に。神秘的と言っても過言ではない大自然は、いつか訪れてみたい憧れの旅先なのですね。
では、これらの世界遺産では、どんな魅力溢れる旅ができるのでしょうか。実際にこれらの世界遺産を訪れ、「いちおし!」と推薦してくれた女子の声を、エリア概要とともに紹介します。
【屋久島】
島の中央部に1000mを超える峰々がそびえることから“洋上アルプス”と呼ばれる。亜熱帯から冷温帯までの多様な植生の垂直分布が見られることや、樹齢数千年におよぶ屋久杉など特異な森林生態系を有しているとして、1993年、世界遺産に。
◆島自体がパワスポというか、そこにいるだけで癒される。もののけ姫に出てきそうなうっそうとしたシダやコケの森や滝、ウミガメが産卵する海、居酒屋で愉快に飲んでるおじさん含め、東京にはないほっとできる空気がとてもいい! (東京都/るるさん)
◆千年杉を見ると人生観が変わる。(兵庫県/ひろちゃん7さん)
【小笠原諸島】
陸地と一度もつながったことがない海洋島であり、オガサワラシジミ、オガサワラオオコウモリなど、独自の進化を遂げた固有の動植物が多く見られることが高く評価され、2011年、世界遺産に登録。“東洋のガラパゴス”の異名を取る。
◆海の色が特別! 沖縄とも海外とも違う濃紺! つかず離れずの島民の対応も心地好く、女性ひとりでも行きやすい。(埼玉県/モモエさん)
【知床】
羅臼岳、知床五湖など美しい自然が残るオホーツク海に突き出た半島で、北半球で流氷が漂着する最南端としても知られる。海と陸の特異な食物連鎖が見られること、動植物とも国際的希少種が多数生息するとして、2005年に世界遺産に登録。
◆知床を船に乗って海から眺めると、とてもダイナミック。バスで行く、知床五湖に映る山の姿やカムイワッカ湯の滝の天然露天風呂も最高です。(静岡県/しろりんさん)
◆日本でありながら、日本ではない、原始的な生命力を感じる。冬のおーろら号に乗って、流氷とともに景色が移り変わる知床は圧巻。自然の厳しさを感じられ、知床の空を飛んでいるカモメまでもがたくましく感じた。(千葉県/ブルー・ムーンさん)
【白神山地】
青森県南西部から秋田県北西部にかけて広がる標高1000m級の山地。「人の影響をほとんど受けていない原生的なブナ天然林が世界最大級の規模で分布している」として世界遺産に。ブナの森はブナを始め、ミズナラ、サワグルミなどから成る。
◆ブナの原生林がどこまでも続き、魔法の国に足を踏み入れたようで素晴らしかったです。(埼玉県/チーズさん)
◆日々の雑踏から心を解き放つ雰囲気を味わえます。(東京都/はなぴんさん)
“圧倒される”“神々しい”といったコメントも多数見られました。日本が世界に誇る、想像を超える大自然を一度はリアルに体感したいですね。
次は、旅好き女子241名が選んだ「いちおしの世界遺産」を発表! 同率1位に輝いたのは、「古都京都の寺社仏閣」と、あのパワースポット! さらに、行ったことがある人の89%がいちおしする世界遺産とは?
2013.07.31(水)
text:Noriko Kamon